貿易戦争やコロナショックで対米ドルで7.2まで下落していた人民元は6.75まで上昇している。コロナショック後に米ドルの流動性が回復して以来、米ドル安は対先進国通貨で進んできたが、ここに来て人民元の追い上げが目立っている。  ...


 先週のS&P 500は全てのヘッドラインを無視してレンジを上に抜けた。一度は追加景気対策を巡る与野党協議の打ち切りにより株は大きく下落したが、大統領選前に通らないだろうと考えていたショート勢の歓喜はぬか喜びに終わった。本ブログも「一方3430レジスタンスも健在であ ...


 先週のS&P 500は3000台でレンジプレイに終始した。先週の記事の「週足のヒゲを素直に信じるなら3200 -3430のレンジを想定することになるか」としていたレンジの上半分での推移となった。「いずれにしても慎重な戻り売りはともかく、イキり立って下でショートを立てると先週 ...


 S&P 500は自重で潰れる形で一時大きく続落したが、週末にかけて反発して週足下ヒゲ陽線となった。先週の記事では「3430が週足レジスタンスとなる。その水準を上にブレイクできない限り、例えば3400に近付くにつれて戻り売りが優勢となりそう。サポートの方は依然200SMAの31 ...


 8/27にジャクソンホールでパウエル議長が今後数十年間の金融政策の行方を示唆する重要な講演を行った。雇用、物価というFedのダブルマンデートの両輪それぞれについて総括と新枠組みが提示された。またその新たな枠組みは9/16のFOMC声明文に落とし込まれている。 ジャクソ ...


 先週のS&P 500はFOMC前は浮力が強かったが、先週の記事で「今週はFOMCに注目。金融政策ネタはジャクソンホールで燃え尽きた感もあるが、ECBも特段ハト派でなかった中で「特段ハト派でなかった」が連続した場合はやや要注意」としていた通り、FOMCは失望を持って解釈され指 ...


  米国のコアCPI(上図緑)は堅調であり、アパレルや航空運賃が外出の減少で崩れる中でも全体としてデフレに転落する雰囲気がない。目立ったのは中古車価格(上図青)の上昇であり、8月分CPIではこれがコアCPI前月比上昇分0.4%の4割以上を占めている。中国でも同じ傾向が見 ...


 先週のS&P 500は上値が重かった。先週の記事では「もし休み明けにもう一度VIX上昇と指数上昇の組み合わせが来たら3588を背に果敢に売りとショートをぶつけたいところである」としていたが、指数上昇は3400超え程度で終わったしVIXは弱かった。結局行きでも帰りでも古典的な ...


 先週の米国雇用統計ではエコノミスト達の予想を遥かに上回るペースで失業率が低下して祭りになった。家計調査である失業率と事業所調査である非農業部門就業者数との温度差も話題になったが、いずれにしてもコロナショックで失われた大量の雇用が少しずつ戻ってきているこ ...


 先週のS&P 500は急騰から急落と慌ただしい週間となった。週明けから先週に続いて毎日当たり前のように上昇が続いたが、週末に低下していたVIXは再び指数の上昇と共に上昇し始めた。そして先週気にしていた「人間に背景が分かっても機械には一緒に見えるのではないか」が実 ...


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