本ブログは4月に入ってから中国発の引締めを狼少年し続けてきたが、思わぬところから弾丸が飛んできたようである。貿易戦争の最後の最後で中国側が恐らく「最悪10%関税のままでもいいや」と色気を出して強気になったところで、埒が明かないと思ったらしいトランプ大統領が ...


 米金利のブルスティープニングが続いている。3月末のFOMC後の2019年利下げ織り込み(下図)は米中の好調な景況感指標が相次いだ4月になって一段落したものの、足元では再び首をもたげている。一時4割まで低下していた利下げ織り込みは再び6割台まで上昇した。また1年後の予 ...


 前回の記事で取り上げていた棚改(棚戸区改造、バラック密集地改造)計画のクールダウンだが、2019年分は直近数年の年600万世帯→460万世帯に減速と予想していたのを、更に年285万世帯に下方修正せねばならなかったようだ(上図)。ソースは「財政部が提示した数字によると ...


 本ブログは20日の記事で「ドルインデックスの過去の異常なボラティリティの低下は毎回どちらかの方向への大きな変動に繋がってきた。(中略)過去チャートを見る限りでは概ねドル高に繋がってきたように見える。今からサプライズドル安になるとすれば、FOMCが完全に利下げ ...


 2019年春にどうも中国の不動産主導の反発があったのは不動産投資周りの数字から読み取れる。住宅価格の数字も見てみると、どうもTier1都市(一線都市。北京、上海、広州、深圳などの大都会)主導で反発しているらしい。代わりにTier2(地方都市)は横ばい、Tier3(更に田舎 ...


 米金利の3月の一時的な3M -10yのインバート(長短逆転)は一時大騒ぎになった。米金利カーブのインバートは2年程度のリセッションを予想するものとして有名になっており、更にリセッションまでの間のチキンレース株価上昇を示唆するものだ、というところまでが常識となって ...


 1月に先陣を切って預金準備率引下げ(RRR Cut)をキメた中国当局だが、その後は景況感の反発もあって緩和が続いていない。むしろここに至って2019年に入ってから財政拡張はともかく、金融緩和などなかったとする論調が出ている。その心は、RRR Cutで市中に放出された資金( ...


 米株指数が堅調さを保っている横で米国REIT指数がグダり始めている。2018年では1月でも9月でもREIT指数が米株指数とのダイバージェンス(S&P 500が上昇している横でREITが下落)を示すと、しばらくして米株は暴落した。米REIT暴落の方が先行性のあるカナリアに見えたのであ ...


 中国株の堅調さはなかなかに崩れそうにない。前回の記事では一部の市場参加者が前のめりに噂していた4/17のMLF満期前のRRR Cutは来ないと宣言し、実際本ブログの予想通りRRR Cutは行われずMLFはMLFでロールされたが、それでも中国株が失望売りを浴びることもなかった。 筆 ...


 特異的に長いGW休みを控えて、外貨買いフローを作ってくれる日本人が長い休みに入ることによって仕掛け的な円高の可能性が取り沙汰されている。特に今年のお正月休みのAUDJPY主導のフラッシュクラッシュは記憶に新しいだろう。 流動性の悪い休み中にあえてポジションを取 ...


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