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EEM SPY
ACWX SPY
 「パウエルのチキりで新興国株が発射台に」では「筆者は2019年中の利上げ打ち止めそのものにまだ懐疑的だが、特に足元の急激な米金利低下が正しいと考えるなら、新興国株のアウトパフォームはまだ十分に追い付いていないように見える」としていたが、あれから2週間で早速、発射台に乗った新興国株は米株対比で打ち上がっている。米10年金利とEEMは前回と同じ表示に揃えた。更に新興国株だけでなく、MSCI米国除く世界株式ETFもSPYを大きくアウトパフォームしている。
 

 パウエルのチキりそのものは12月のFOMCである程度否定されたようだが、にもかかわらず米金利の低下と共に米株の一人負けは続いている。足元で起きているのはあくまでも米株の割高バブル崩壊である。米株以外もアウトパフォームしつつも安値更新を余儀なくされているがそれは米株に引きずられているだけであり、特段米国も米国以外もファンダメンタルズに問題があるように見えない。むしろドル高原油高トレンドが崩壊し、ドル安金利低下原油安に転じているのは世界のファンダメンタルズにかかるストレスを修正するものだ。

 米株があんなに一人割高バブルになっても「トランプのおかげで米国経済だけは絶好調」「FANGの成長性が他と次元が違う」と追いかけていた勢は、その二点に特に変化がないはずなのになぜ安くなった今もっと買わないのか、むしろ売りたそうにしているのかやや理解できかねるが、とにかくこのままでは今年の米株の大きなアウトパフォームは構造的なものではなく、ただの大きなノイズだったという形になってしまいそうだ。

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この記事は投資行動を推奨するものではありません。



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