SPX WeeklySPX Daily
 世界中の投資家やメディアがようやく世界中の景況感の後退、アップルショックについてすらすら語れるようになってから、S&P 500はほとんど調整もなく反発を続けた。特にアップルショックの後はただの1日も陰線がなかった。先週の記事でも押し目買い継続としていたが、ろくな押し目もなかった。またイントラデーの値幅も2%以上が当たり前だった年末年始と比べて急速に収束している。アジア時間にどんな指標が出てどこで寄り付こうと、瞬間的なヘッドラインを乗り切ったら基本的に静かな右肩上がりに収束するようになった。とても健全な上昇に見える。
 
 と、ここまでは全く心配する必要がなかったものの、このまま2700, 2800と回復できるかと言うと、その前に上でしこった様々な投資家のポジション処分をクリアする必要があるように見える。今回の下落が始まる前の11月の記事から一貫して重視していた2817のレジスタンス大きなヘッドアンドショルダーはまだ健在である。そこまで待たなくても、2700台に戻り売りが待っているのは容易に想像できる。米株にアメリカ人が見なさそうな一目均衡表を持ち込むのは邪道だが、あまりにも綺麗に日足、週足共に雲が2700前後に鎮座している。
HYG
 2400台で景気後退を恐れてぶん投げるのはばかばかしいものであったが、同じように2700台にこのまま突撃するのも勇気がいるものである。再び下落に転じたら容赦なく押し目買いしたいなのは変わらないにしろ、ラリーのモメンタムを無条件で信用するにはもう少し材料と時間が必要だろう。米金利高・ドル高トレンドの終焉は2018年末と比べて緩和的な背景を提供するし、現にハイイールド債のアウトパフォームはそれを受けてほとんど全戻ししている。しかし、ではS&P 500が出遅れている、S&P 500も全戻しすべきだ、という話になるかと言うと、初動から本ブログも取り上げたもののその後温度差の乖離が一向に縮まらないし、日経までもが遅れて似たような論理の話をし始めたのでやや自信が揺らいでいる。今後は米中貿易交渉の結果と筆者には皆目整理が付かないBrexit、米国の政府閉鎖などが控えている。 

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この記事は投資行動を推奨するものではありません。



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