Phila
 来月月初発表の米国ISMに先立って、統計作業がより早い先行指標がポツポツと出始めている。まず先行指標として名高い米フィラデルフィア連銀の7月製造業景況指数(図の黒)は予想外に良い数字となり市場参加者を驚かせた。しかも受注と雇用が引っ張っており中身も良い。改めて並べるとこのフィラデルフィア景況感指数はただ単にISM製造業(図の青)より2週間早いだけでなく、大きな動きがあった場合は月単位でISMを先取りしているように見える。そしてむしろ単月の上下のフィッティングは言うほど良くない。今月分はともかく、(トランプ大統領の貿易戦争再開を受けて)5,6月にかけて急速な減速を見せた米国の景況感が7月以降に改善に転じる可能性も頭の片隅に置いておきたい。G20での合意と早期利下げ期待が早速製造業の担当者にも浸透したのか。

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 また先月3年ぶりの低水準まで落ち込んで市場をざわつかせたNY連銀製造業景気指数(Empire State Manufacturing Survey)も、7月分はやや反発を見せている。フィリー指数と合わせると、7月分ISM製造業が持ち直す確度は高そうに見える。もちろん諸都市の景況感と比べてISMの特徴として「動きが遅く、小さい」というものがあるため、過大な期待は禁物である。

この記事は投資行動を推奨するものではありません。



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