Germany 10y
US 2-10
 円金利の急騰を追い掛ける形で、関税第4弾の回避とイギリス総選挙通過という政治リスクの剥落を経て欧米金利も上昇してそれぞれテクニカル的に重要なポイントに差し掛かっている。

    ドイツ10年金利は▲0.20%を上にブレイクできた場合、夏以来の非常に大きなリバースヘッドアンドショルダーが完成してしまう。完成した場合今回のグローバルでのマイナス利回り債券祭りは過去の出来事になってしまうだろう。

    米金利は政策金利はしばらく動きそうにないため短期金利も動きそうにないが、それでも一応2-10という自由度が残されている。こちらは2019年に入ってから30bpがレジスタンスになってきたが、11月には一回戻りを試して失敗し、今2度目のトライとなっている。ISMはまだ48台だぞと言いたいところだが、米金利は完全にPMIの方に浮気したようだ。30bpと10年金利のちょうど2%が重なりそうだ。
 
Japan 10y
     そして我らが円金利である。前回の記事では円金利は海外金利に連れられて動くので0%はサポートにならないとしていたが、今週は見事に海外金利を無視して0%で堰き止められている。10年がYCCによる買い支えが意識されたから超長期にかけてスティープニング、という展開でもなく、シンプルに10年がプラス金利になったところで買いたい資金が多かったようだ。

 この日米欧のそれぞれのキーレジスタンスをブレイクするか、或いは跳ね返ってレンジを続けるかが注目されている。万が一キーレジスタンスをブレイクして金利が暴騰した場合はリスクパリティの株売りを警戒すべきだろう。個人的には短期的にはブレイクする手掛かりがなさすぎる一方、長期的には金融政策から財政政策へのシフトすら話題として控えているのでどこかでブレイクされると考えているが、果たして。
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 最後に「株より債券の方がバブル」という話が流行りらしい。上図(GS)は1990年以来のPER、クレジット、長期金利のパーセンタイルでそれぞれ見た株、クレジット、国債の割高さ。下図(JPM)は総還元利回り、長期金利、キャッシュの利回り。「グローバルで中銀が激しい金融緩和に動いた」という背景に基づく現象とはいえ、また債券から株へのグレートローテーションはもう死語に近いとはいえ、いずれも同じ結論に繋がっている。

この記事は投資行動を推奨するものではありません。



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