IMG_6179SPX DailySPX Weekly
 再び相場に翻弄されてしまった。週明けから反発上昇が始まり、大統領選の開票が始まるとまず期日前投票で民主党が全面的に優勢に見え、次に投票所の開票が始まると共に共和党が優勢に転じ、特に金利上昇に繋がるトリプルブルーの可能性が低下するにつれてナスダック先物を中心に大きく上昇した。その後トランプが優勢のまま法廷闘争を示唆し始めると一時米株先物は調整する様子を見せ、更に郵便投票が開票されるにつれバイデンの再逆転が見えたが、指数は上に窓を開けて寄付き更に続伸した。とにかくイベント通過、というところである。先週の記事では「バイデン優勢が早い段階から決まれば上院がどちら優位でもリスクオン(ただし就任までに財政出動がなさそうなのでリスクオンもあまり長く続くイメージはない)、早々とトランプ優勢と上院共和優勢が決まっても(自称は除く)リスクオン、トランプと上下院民主ならリスクオフ、勝者がすぐに決まらない場合、紛糾してもリスクオフ」としていたが、バイデンと上院共和党のねじれ政権を警戒する必要を認めなかったのは合格点であるが、紛糾でも大幅株高とはさすがに予想できなかった。前もって既に市場参加者に十分警戒されていたということか。

VIX 
 VIXはとにかく大統領選を通過したことにより40から20台中盤まで下落している。40を付けた時にはそこそこまで装填したシステマティック系のリアクションが気になったものであるが、「VIX=40など想像も付かない、もし現れたら即座に全カットしかあり得なかったコロナ前と比べるとやや粘り強くなったように見えるのも事実」としていた通りクラッシュは続かなかったようである。そしてこのまま20台前半が続くと再びシステマティックな買いが押し出される日も来そうである。目まぐるしい。下げも上げも予想外となった。

 ファンダメンタルズ的にはただただイベント通過である。二転三転したが蓋を開けてみるとほぼ事前予想通りの結果となった。トランプ大統領は法廷闘争を始めるとのことであるがここから結果がひっくり返る心配は流石にしなくてよさそうに見える。上院共和党が優勢になったためゴルディロックス気味の推移となっていたのが、上院の多数派は来年1/5まで決定されず、上院も民主党に取られてトリプルブルーとなる可能性もそれなりに残っており、金利市場からバリュエーションを圧迫するパターンも残っているか。
AAPL
 一方GAFA決算が滑った件については、アップルなどは既に決算で下げた分を全戻ししてしまっている。結局許されたということか。
SPX Seasonality
 テクニカルには綺麗な300ドル幅のレンジが続いている。全体的に記事のイメージよりも遥かに高値での推移となり、買い場としていた3130 -3200はやって来ず、3300台で苦しくなったロング解消としていたも間違いであった。ここからは継続するにせよブレイクするにせよとりあえずこのレンジを意識することになるか。3550レジスタンスは健在である。ただ3200台はもはやしばらく想像しづらいため、もし何かのヘッドラインでレンジ内で調整したら押し目になりそうであり、そこまで深い押し目を拾えるかというところである。選挙開票後の小休止を経て3550をも上にブレイクした場合はVIXによるシステマティック買いの押し出しとシーズナリティから付いて行かざるを得ない。

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この記事は投資行動を推奨するものではありません。



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