SPX DailySPX Weekly
 先週の記事でS&P 500は「短期的には3500 -3650のレンジをイメージすることになるか」としていたが、実働域は3544 -3628とレンジをやや狭めた形となった。ヘッドラインとしては月曜のモデルナ、水曜のファイザーからそれぞれワクチンのニュースが出ているが、どちらも指数の株高要因としては一時的なものにとどまった。10月の小売売上高は先週の記事で取り上げた高頻度データが示唆する通りやや滑っている。
IMG_6674
 基本的にマクロ環境の改善は一服している。
680x-1
 冬入りに伴い米国でコロナの再拡大が目立っており、NYC公立学校の再閉鎖が株安要因となった。金曜には財務省がCAREs ActのためにFedに供与した資本金の返還を求めているとのヘッドラインが炸裂したが、Fedが早々と屈服したことにより当局同士の対立が懸念される展開にはならなかった。

Nomura1
Nomura2
Nomura3
IMG_6653
 野村によると、CTAのS&P 500ロングポジションは過去対比38%とやや平均より軽く、上で踏まされたり追いかけるほど軽くはないが、コストまでも余裕があるので押し目では買い余力がありそうである。セクターではあくまでも一進一退ながらシクリカルへのシフトが進んでいる。センチメントは既に十分ブルであり、先ほどの繰り返しとなるがマクロ的なサプライズで上を追いかける余地はあまりなさそうに見える。上を追いかける場面があるとすればもう少しバブル確信犯的なものになるだろう。
FullSizeRender
 Fedのファシリティ中止にも繋がった財政刺激策取りまとめの遅れはもう少しリアクションがあってもよいと思うが、それを手掛かりにショートを張るほどではない。
IMG_6654
IMG_6652
 ショートポジションはほとんど炙り出されており、ショートカバー圧力はあまり大きくない。

 テクニカルには週足下ヒゲ陽線に上ヒゲ陰線を被せた形となる。「出来高を見ると3600台を掴んだ参加者もそれなりにいるため、3600台は天井にはならなそうとはいえそれなりの重さも見せる可能性がある」としていた通り3600台は重かった。3500 -3650のレンジは続いているがどちらに抜けるか。上に抜けた場合はもう少し視野が開けそうであり、再び3500割れがなくなる前提で追いかけないとその後の対処が難しくなりそう。一方下に抜けても下では押し目買いの方圧力の方が大きそうである。3430近辺で推移する50SMAは9月以来の巨大なレンジの中で毎度空気のように上へ下へと通過されてきた。とはいえ一旦突破された元々のトライアングルの上半分はあっても押し目で終わるではないかと思われる。

関連記事

S&P 500はワクチンに翻弄される
S&P 500はとにかく大統領選を通過
S&P 500は大統領選前フライングを振り落とす 
S&P 500は大統領選を前にレンジ継続
S&P 500は史上最高値に再チャレンジ
S&P 500はバイデントレードでレンジを上抜け 
S&P 500は政治ネタに負けず堂々のレンジ継続 
S&P 500は過剰流動性プレイの振り落としが進む 
S&P 500は過剰流動性バブルの解消が続く
S&P 500はモメンタムを折られた形が続く 
S&P 500のITバブルが崩壊 
S&P 500は第二次ITバブルに 
S&P 500は引続き夏休みモード
S&P 500はひたすら夏枯れ

S&P 500は夏枯れの中で淡々と浮上 
S&P 500は再び夏枯れ色が強まる 
S&P 500は強引な持ち上げから失速 
S&P 500は夏枯れに突入するか
S&P 500はレンジ上方で煮詰まる 
S&P 500は再びレンジプレイに戻る 
S&P 500は経済再開・V字回復期待が剥落 
S&P 500はアイランドに頭を押さえ付けられる 
S&P 500のショートカバーが取り残されてしまう
S&P 500は全員参加型ショートカバー
S&P 500は踏み上げ相場が続く
S&P 500は依然グダグダが続く 
S&P 500はグダグダ相場が続く 
S&P 500はショートカバーで浮上
S&P 500は上値の重さを確認 
S&P 500は引続き面白くない高値レンジ 
S&P 500はアニマルスピリットを取り戻し始める 
S&P 500は既に十分な戻り幅を実現 
S&P 500がようやくあまり動かなくなる 
S&P 500は無制限QEに押し流される 
S&P 500は流動性枯渇との戦い
S&P 500はVIXが50を超えるニューノーマルへ 
S&P 500の持込み可試験はそろそろ終わる 
S&P 500は教科書二冊持ち込み可の試験 
S&P 500は再び天井サインが点灯
S&P 500は新高値に釣られず様子見 
S&P 500のバーゲンセールを期待
S&P 500は10月以来の調整入り
S&P 500は引続きメルトアップ
S&P 500は引続き座して押し目待ち
新年のS&P 500

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。


この記事は投資行動を推奨するものではありません。



コメント

このブログにコメントするにはログインが必要です。