SPX NDX  
 先週のS&P 500は結局続伸して過去最高値を更新した。調整が1ヶ月以上かかった割りには戻りは速く、2週間以内に全戻しすることになった。「2週間のレンジを経て4450を上抜けており、9月中旬に始まったスタグフ懸念 +中国発諸々懸念の今サイクル調整が終了したことを示唆する」「4330はサポートとなる。そこまで上値余地を描けるわけでもないが、とにかく下値が固まったため押し目買いということになる」としていたが、押し目もなく一直線に上がってしまった。「諸々懸念の調整が終了した」としていた諸々について、上司がいる投資家ならリスク要因を詳しく説明できて深く憂えた方が褒められたかもしれないが、結局下で買えていなければ意味がないのである。

 ナスダックの方も、「レジスタンスはアンダーパフォームしていたナスダックの方に残っており、引続きNDXのヘッドアンドショルダーの右肩15400に注目である。ここを突破できない限りナスダックはまだブル転と言えない」としていたが、15400もブレイクされており、S&P 500と同様の過去最高値更新が時間の問題になった形となる。金曜のパウエル講演はインフレ長期化を警戒し、金利はブルフラットが加速したが、株は先月の雇用統計と似たような形で金曜の間は反応しづらかった形となる。先週の記事でもスケジュールに入れていた恒大の米ドル建て社債の利払いはGrace Period終了を目前にして土壇場で行われたがリスクオンには繋がらず、自分だけが予想していたデフォルトに伴うリスクオフにベットした参加者は二度間違えたことになる。「もっとも今までこの手の払う払わないのニュースで少なくともS&P 500は動かされたことがなかったため、先に予想を立てて当てたところで意味がない」としていた通り、払っても払わなくても判断材料にはしない。コロナをそろそろ忘れそうになったところで週末は中国の国慶節の旅行を通じた感染再拡大がニュースになった

TNX VIX 
 米金利はリスクオンの中上昇が続いたが、週末に一旦反転している。ナスダックは金利上昇には強かったが、SNAPの決算をきっかけに金曜は少し弱かった。よく決算が滑るインテルは滑ったがセクターにはあまり影響がなかった。VIXは再びアフターコロナの底まで下がってきた。ショートは油断しているとシステマティック勢の突撃に轢かれるリスクが出てくる。
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 リテールは押し目買いの逆張りに徹したようである。
NAAIM
 先週「先週の値動きにもかかわらず更に悲観化しており、高値追いを正当化する」としていたNAAIMは、値動きに遅れて追い上げる形で一気にブル転している。となれば高値追いのオッズは先週対比で悪化する。
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 今週はGAFAMの決算が続く。
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 8月効かなかったシーズナリティでは11月は株への資金流入が多いことになっている。

 テクニカルには過去最高値を更新したため新値に売りなしとなる。NDXも右肩をブレイクしたため、足元は出遅れているものの改めてブル転となる。もっともNAAIMを見てもあまりにも雑に踏み上げられてきたため、ここから更に一直線に上がるというよりは短期的には調整を挟む可能性の方が大きいように見える。そうは言っても10月初旬の底が割れる可能性はさすがに小さいので引続き今回のショートカバーの値幅の中での押し目買い継続というところか。

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この記事は投資行動を推奨するものではありません。