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 今週末の9月24日にはドイツ議会選挙が控えている。年初には、ここでマルティン・シュルツ率いる左翼政党SPDが旋風を引き起こし、政権交代でドイツが財政拡張に切り替え、南欧に対しての財政緊縮強要を緩和するという期待が一部で盛り上がっていた。しかし、蓋を開けてみるとシュルツ旋風は完全に出オチであり、その後は与党のCDU/CSUに再び大きく引き離された。総選挙に近づいてもフランスの時と異なり全く注目されていない。下はシュルツについて解説した春先の記事。

焦点:ドイツの「庶民派」シュルツ氏、メルケル首相に勝てるか

ドイツ国内での行政経験といえば市長だけ、対する相手は欧州最強の指導者だ。それでもマルティン・シュルツ氏は、11年にわたるメルケル政権に終止符を打ち、欧州におけるドイツの役割を根本的に変えようと考えている。彼がそれに成功しないとは言い切れない。9月24日に行なわれる独連邦議会選挙に向けて、

 総選挙についての解説は、下の記事が詳しい。簡単にまとめると、

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影響がありそうな主な登場人物

 メルケル(CDU + CSU) 支持率30%台後半。今が第三次メルケル政権
 シュルツ(SPD)     支持率20%台前半。第一次、三次で連立参加
 リベラル(FDP)     支持率10%程度。第二次で連立参加
 新興右派(AfD)     支持率10%程度

現状

Poll
 与党CDU + CSU以外は低迷。ドイツ経済が絶好調なので当たり前ではある。
 どの政党も過半数を取れそうになく、メルケル主導の連立政権になりそう。
 どの政党と連立しても大して違いがなさそう。小規模減税と歳出拡大、親EU路線継続
 強いて言えば連立相手がSPDからFDPに変わると規制緩和推進/財政拡大後退の印象。
 他の欧州諸国と異なり、反移民の新興右派に勢いがない。

その他

 投票終了は日本時間25日1時。3時頃に開票速報発表、10時頃に暫定結果発表。
 連立政権に参加すると独自性を失うため、次の選挙ではカラーを出せず苦戦する傾向。
 ドイツの世論調査は概ね精確。ただ浮動票が多い。投票率は低迷。

 やはり面白くなりそうにない。ドイツ経済が絶好調なのでここから更に飛び道具に頼る必要がない、という感覚は正しいと思われる。

この記事は投資行動を推奨するものではありません。



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