武者陵司 「究極のポジティブサプライズ、"白いブラックスワン"の飛翔」 | 市況 - 株探ニュース

ブラックスワン(あり得ないと思われていることが実際に起きること)は、ダウンサイドのみにあるのではない。誰もが予想しないアップサイドが実際に起きることもあるはずである。 1ヵ月前に日経平均株価が16連騰と・・・。

 筆者が氏の発言をポジティブに取り上げるのは年に1回以下だと思うが、それでも「白いブラックスワン」というネーミングは実に示唆に富んでいる。
p02ddwrk
 
 2017年1月1日にTOPIX連動ETF【1306】を購入して寝ていた場合、本日引けまでのトータルリターンは20%である。日本株のパッシブファンドは軒並み20%取っているため、今年の収益が20%に行かなかった参加者は日本株パッシブ運用に負けている。筆者も9月からは一貫してロングか様子見しか言わなかったが、無駄な細かい回転売買のおかげでパッシブに負けている。

 結局今起きているのは、景気がよく企業収益が伸びているので株が買われるという、ただそれだけのことだ。多くの人はロシアゲート、北朝鮮といったブラックスワンを恐れ、また何らかのブラックスワンが周りにいるのが当たり前だと思っていた。が、蓋を開けてみるとそんなものはどこにもおらず、見渡す限り教科書通りの白い白鳥の群れである。半月前にまさに「白鳥は白いですか」というアンケートを取ったのだが、興味深いことに過半数の反対票を得た。
 スマートで経験豊かな参加者はとかく誰も思い付かなかったエクストリームシナリオを語りがちであるが、今年で最もサプライズでペインだったポジションは株のショートとボラティリティのロングだった。ネット上では投機で負けた参加者が目立つかもしれないが、やや投資に興味があるが知識はなく、指数を買って寝ている素人参加者は儲けている。

    そして今は他の人々も恐れているのでまだ良いが、もう少ししたら我々は「黒い白鳥なんているわけがないだろ」という嘲笑に直面することになる。、勉強してリスクを取りさえすれば誰でもお金を稼げるのだから、貯蓄にこだわり投資に手を出さない人はマインドセットに問題があるとまで言われるだろう。その時は煽られるべきではない。今回の低ボラティリティ株高場面は景気や企業収益を読める参加者からしたら必然かもしれないが、一般的には偶然だ。プラス数%の期待リターンのために資産を相応のボラティリティに晒し、また時間をかけることを是とするかどうかは人それぞれであり、そこに結果としての勝敗はあっても戦略としての優劣はない。

この記事は投資行動を推奨するものではありません。



コメント

このブログにコメントするにはログインが必要です。