いよいよ下落が加速するJREITについて、日経が提灯記事を書いている。

REIT相場に上昇期待 年末にかけマネー還流

不動産投資信託(REIT)相場にじわり上昇期待が高まっている。毎月分配型の投資信託の売りに押されて下落が続く状況には変わりないが、下値では長期運用の資金による買いが入り始めた。年末にかけて相対的に割安なREIT市場に投資マネーが還流するとの見方が出ている。 ...

 JREITのこれまでの下落が金融庁の批判を受けた毎月分配型投信の勧誘が自粛される中、既存の毎月分配型投信の取り崩し売りによって起きているのはその通りだろう。バリュエーション的に割安なのも下落が始まる前からわかりきっている。しかし、前回の日経の記事では「地銀の損切りが控えており、海外勢などバリュー型の投資家はそれを見届けるまで入ってこない」を弱さの理由としていた。せっかく地銀の運用担当者に取材したのに、「危機感をひしひしと感じる」と言われていた地銀の損切りネタがその後どうなったかを丸ごとスルーしている。

「足元の水準は明らかに割安。REITには断続的に買いを入れている」。ある関東の地銀の運用担当者は打ち明ける。

  背景をずっと追いかけてきた参加者からするとただのポジショントークにしか見えない。地銀が断続的に買いを入れているにしては毎日垂直落下しているわけで、断続的な買いがあったにしてもそのポジションは既に真っ赤になっている。

 筆者も一貫してどこかで安く拾いたいとは思っているためずっと追いかけてきた一方、EPSが伸びている株と異なり、割安さの修正以外のアップサイドがない上に地銀が死亡プラグを立てているため慎重に、慎重にと引っ張ってきた。現時点でもバリュエーションとしては魅力的だと思っているし、株の上値余地もさすがに狭まってきたのでタイミングも極めて近いと思っているが、やはりどこかで「出来高の急増を伴う大きめな日中値幅」(=情熱的な損切りか情熱的な買いが入る)が観測されたところでようやくアク抜け感が出ると思われる。

今回のJREIT下落局面についての過去記事

まるでどこぞのワインの宣伝文句の逆バージョンのような羅列だが、ちゃんとどんどん下がってきたので良い。

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JREIT ETF【1343】の直近日足。7月の一番底を追いかけるように出来高が増えているが、気合が入った買いが出てきていないため激増はしていない。

JREIT
アベノミクス以来のチャート。2016年1月のマイナス金利導入後に地銀が買い始めたとすれば、1600まで戻ってきた今、多くポジションは買い値を下回っている。

この記事は投資行動を推奨するものではありません。



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