
夏からずっと注目しながらも需給とセンチメントの悪さから買いエントリーを先延ばしにしてきたJREITだが、11月末からの大反発でせっかくのチャンスを全て他人に攫われてしまった。「地銀の損切りが控えているから」という印象が強すぎて安値圏では全く動けなかった。他人のセンチメントや苦しみは当然重要だが、それだけで相場が成り立つわけではないという教訓である。同様に「誰それが買いと言っているから売り」の類の他人を馬鹿にした手法もあまり頼りにならない。
一連の経過は以下の記事に詳しい。バリュエーションの安さは下落前から万人が認めるところなので結果論であるが、MSCI最小分散指数組入れによる買い需要が反発のきっかけとなったという話は興味深い。
噂となっていた地銀の損切りだが、上がったところでは絶好の売り場と見るはずだ。にもかかわらず棒上げになったということは、一番高値まで待って出来高がマックスを迎えたところでうまく外せたのか、それともこの話は最初からなかったのか。ただ、割安圏でのエントリーで取りたかったラリーがまさにこの11月の5%以上の上げであり、それを逃したからには中途半端なところで買ったりせずに完全に見送る。株式相場の雑記帳 | 覚醒したREIT、究極まで売り込まれて急反発 | 会社四季報オンライン
これはもう「覚醒した」と言えるのではないか。10月に日経平均株価が怒涛の16連騰をしようが、ウンともスンとも言わなかったJーREIT(上場不動産投資信託)。...
この記事は投資行動を推奨するものではありません。
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