カテゴリ: Fed金融政策、米金利

  米国の10年実質金利(青)が2012年以来の深いマイナス幅になっている。これは10年ものの物価連動国債(TIPS, Treasury Inflation-Protected Security)が取引されている利回りであり、10年名目金利(普通の10年国債利回り)との差が大雑把に10年期待インフレ率(BEI, Br ...

 コロナショック以来急速なペースで拡大してきて、異論なく足元の株高の背景になったFedのバランスシートは、6/17までの週で初めて縮小に転じている。背景としては、非常時に導入されたいくつかの流動性供給措置が役割を終えつつあることが挙げられる。 減り始めたのはまず ...

  新型コロナ蔓延防止のための経済活動停止を下支えするためにFedは3/3に50bp、そして3/15に更に100bpの緊急利下げを行い、政策金利をそれまでの1.5 -1.75%から0 -0.25%まで急速に引き下げた。しかし、その後米ドル相場、債券、株のいずれを見てもしばらくゼロ金利政策が導 ...

 昨年の秋から冬にかけて株式指数の急騰とクレジットスプレッドの激しいタイトニングが同時に起きたが、今年に入ってからそれが反転しつつある雰囲気がある。特に1月のFOMCでIOER(超過準備付利)が5bpと限界的に引上げられて以来に相場が一層重くなっている。我々はEveryth ...

 昨年の2y-5y、今年3月の3M-10yに続いて、8/14には米国債の2年と10年金利が逆転して逆イールドになった(インバートした)。長短金利の逆転は景気拡大終盤に発生しがちであり、金融政策対比で景気の先行きが弱いという市場参加者の見通しを表している。またこれまでもリセッ ...

 本ブログはGW前に世の中のフラッシュクラッシュ警戒を笑い飛ばすように金利差からドル全面高を予想していた。これはGW後に一瞬ワークしたが、その後ドルインデックスは結局レンジ内に戻ってきている。年初からドルインデックスは緩やかなドル高推移ながらも3%程度の値幅に ...

 世界中の中銀が次々とハト転して世界中が過剰流動性の波に覆われるにつれて、マイナス利回りの債券時価総額が急激に増えている。その中にあってプラス利回りで買えるのは米国債くらいしかなくなっており、それがFedハト化にもかかわらずのドル高継続の根底にあるわけだが、 ...

 6/18-19(日本時間6/20未明に結果発表)のFOMCを控えて、前回の記事で取り上げた1998年型利下げの話題がまた延焼している。足元の利下げ確率は1回25bp前提で6月が2割程度、7月が8割程度となっており、年内に75bpの利下げが見込まれているようだ。元々利上げサイクルでは暗 ...

 米金利のブルスティープニングが続いている。3月末のFOMC後の2019年利下げ織り込み(下図)は米中の好調な景況感指標が相次いだ4月になって一段落したものの、足元では再び首をもたげている。一時4割まで低下していた利下げ織り込みは再び6割台まで上昇した。また1年後の予 ...

 米金利の3月の一時的な3M -10yのインバート(長短逆転)は一時大騒ぎになった。米金利カーブのインバートは2年程度のリセッションを予想するものとして有名になっており、更にリセッションまでの間のチキンレース株価上昇を示唆するものだ、というところまでが常識となって ...

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