タグ:李克強指数

   中国の7月財新製造業PMIは52.8と2011年以来の高さとなっている。コロナショックで発射台も低くなっているであろうから2011年以来の景気の良さというわけではないと思われるが、それでも回復が著しいのは間違いない。外部環境の悪さもあって輸出受注は48.3といまだ減速 ...

 李克強指数とは中国経済の「真実の」成長率を測るために考えられた、「鉄道貨物輸送量、銀行融資残高、電力消費」からなる指数である。「真実の」と言うからには当然公式GDPは嘘であるという思想が裏にある。李克強首相がかつて遼寧省の党書記を務めていた頃、「遼寧省のGD ...

 中国の経済指標は信頼できない、と主張することが一種のポリティカル・コレクトネスになりつつあり、経済指標は正しいと公の場で主張することは極めて難しい。チャイナショックの頃から全世界の金融機関が「嘘っぱちである公式指標よりも中国景気の真実をよく表している」 ...

 米中景気の連動のハブである中国PPIが、李克強指数と同じように二番天井を付けてから低下を始めている。これも明らかに中国当局の強烈な金融・不動産引締めによるものであり、冬が近づくにつれて環境規制に力が入っていることも、工場の生産活動に低下圧力をかけている。  ...

 2017年中続いた中国当局の金融、不動産双方の引締めの結果、ついに重厚長大産業の活況さを表す李克強指数が低下に転じた。  ...

 2016年からの世界景気の回復を引っ張ってきた中国のCaixin製造業PMIがここに来てやや頭打ちになっている。 ...

以前の記事 PBOC引締め(1)人民元相場の安定化 : 金利とセンチメントから資産価格を考えるブログ中国の米国債購入は再び増加している 我々は、中国が資金流出に苦しんでおり、外貨準備高を減らしながら(米国債を取り崩しながら)ドル売り人民元買い介入を続けているというイ ...

 中国の重厚長大産業が好調である。2014~15年に一度は引き締められたインフラ投資と住宅投資が再開されたため、2016年は中国経済にとって申し分のない年となった。2016年4Qに至っては、6.7%だった公式発表が6.8%に加速すらしている。 李克強指数は+10%以上の伸び  6%台成 ...

↑このページのトップヘ