中国景気について長らく更新していなかったが、基本的にこの間エキサイティングな話は何もない。2月時点で本ブログはその後の中国景気の展開を完全に規定していた。あれからコロナワクチン接種はハイペースで進んだものの、今度は変異種に対して中国開発ワクチンの効き目が ...
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中国景気はグローバル回復の牽引役から退任
2月の中国公式PMIは製造業、非製造業ともに分岐点スレスレまで落ち込んでいる。 公式製造業PMIは毎年春節のある2月に前月比で落ち込む傾向があり過度に重視すべきではないという見方もできる。 サービス業の方は建設業が最も不調が目立ったが、本ブログでとりあげたよう ...
米国の景況感が世界の後追いで総崩れ
10月初頭に発表された9月の米国ISM景況感は製造業・非製造業共に総崩れとなった。ISM製造業(上図)は47.8と景気拡大・後退の分岐点である50を明確に下回った。また絶対値が基本的に高いISM非製造業(下図)も52.6に急低下し、こちらも製造業で言うと50割れ並みのインパク ...
中国の小売売上高も断崖のような下落を始める
他の指標が総崩れだった中でも一人堅調だった中国の小売売上高も、先々月、先月と成長率が急落している。本ブログでは反発気味だった9月に数字よりも遥かに悪い消費周りの雰囲気を紹介していたので、小売売上高の数字も時間差を付けて落ち込んでくるのは不自然ではない。高 ...