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 先進国株が「割高」と「過剰流動性相場が来る」のせめぎ合いで高値圏でグダグダしているところに、中国株と香港株の暴騰がやってきて真面目に考える意味を消し去ってしまい、全てを喜劇に変えてしまった。本ブログは5月時点で少なくとも香港株については内憂外患で怖いとわ ...

 中国株の堅調さはなかなかに崩れそうにない。前回の記事では一部の市場参加者が前のめりに噂していた4/17のMLF満期前のRRR Cutは来ないと宣言し、実際本ブログの予想通りRRR Cutは行われずMLFはMLFでロールされたが、それでも中国株が失望売りを浴びることもなかった。 筆 ...

 今年のベストパフォーマーになったらしい中国株を更にシティグループが買い煽っている。しかもよりによって対・米株でである。米株は既に2019年のコンセンサス以上の増益まで織り込んでおり、かたや中国株は年後半の収益回復と、貿易戦争の解決によりブーストする余地があ ...

 上海株バブルが止まらない。指数は2月の急騰を経て、3月中は「本土系大手証券が引っ掛けた冷水」もあって保ち合い調整となったが、4月に入るとそれをも上にブレイクして棒上げが続いている。3000を突破したと思えば3100, 3200とあっさり抜けている。(1月の中国新規社会融 ...

 5%超の日次上昇で話題を呼んだ上海総合指数は連日の上昇を経て、今度は1日で4.4%急落した。本ブログは1月から上海株の下落トレンド脱出を宣言し、2/16の記事では上海株バブルのきっかけにもなった社会融資総額の急増を「足元の景況感の暗さを吹き飛ばす、極端なまでのグッ ...

 月曜に暴騰で話題を攫った上海株は一旦の休憩を経て、MSCIのA株組込み比率引上げのニュースをも手掛かりに3000ポイントへのチャレンジを根気よく続けている。暴騰そのものは続かなかったものの、週後半にかけて米株、香港株、H株が白けた雰囲気を醸し出す中でも上海株だけ ...

 上海株が25日に+5.6%の大幅上昇を演じた。それを見てバブル相場の開始などと盛り上がる向きもあったが、本ブログはしばらく前から香港株、上海株そして中国経済の底打ちを主張してきたため、本ブログの読者なら上海株の急騰は全く驚きではないはずだ。たとえば「上海株指数 ...

 中国政府のデレバレッジ運動は結局クラッシュ(チャイナショック)→後始末のための金融緩和→人民を巻き込んだ不動産バブル、という展開を辿り、国営企業のレバレッジは人民の家計負債に転換された。その結果、家計の購買力が低下し、消費の低迷という形で小売売上高に跳 ...

 10月以降、世界最強だった米株指数が一転して世界最弱となっている。MSCI 米国除く株式指数ETF(下図)は10月以降安値圏とはいえレンジを形成していた間に、ナスダック指数はどんどん下値を掘っている。今や米株が毎晩下がるのが当たり前となり、あれだけ格下で成長性がな ...

 かつての中国で立退きを拒否し、不動産業者(と地方政府)と戦う釘子戸(Nail house, ど根性ビル)が話題になったことがあった。住んでいた家が再開発地域になり、補償が足りないとして立退きを住民が拒否すると、不動産業者によって家の周囲を濠のごとく掘り下げられたり ...

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