タグ:社会融資総量

 中国の7-9月期実質GDP成長が6.0%とまたしても1990年代以来の最低値を更新しており、貿易戦争の悪影響でついに中国経済がコケ始めたかという印象を受けてしまう。しかしGDP以外の多くの経済指標は中国経済が謎の回復期を迎えていることを示しており、バックミラーのGDPだけ ...

 1月に急伸を見せて話題になった中国の社会融資総額(Total Social Financing)が2月になって早速息切れしている。前月の4.6兆元から7030億元(予想1.3兆元)への急落である。旧正月の季節性もあるものの、チャートを見ると例年の2月よりも増加分が少ない。早速風向きが変わ ...

 デレバレッジ運動が中国経済、ことに民間経済に与えた破壊力の出所は金融の「質的引締め」、つまりクレジットリスクを取れる資金の萎縮であり、これを上図の社会融資総額(Total Social Financing)でモニターすることができる。社会融資総額及びその内訳はYardeni Researc ...

 以前の記事でも中国の金融政策が緩和的に傾く可能性について記したが、社会融資総量も話題になった5月の急激な落ち込みから早速回復を始めている。固定資産投資の方は政府が財政緊縮を続ける間は厳しいだろうが、金融政策でカバーできる社会融資総量の方はクラッシュ要因か ...

 2017年は引き締めで話題になった中国当局だが、貿易戦争への備えのためか、中国人民銀行が6/24に今年に入って3回目の預金準備率下げを敢行した。これにより7/5から7000億人民元の流動性が市中に放出される。 ...

 定点観測となった感がある中国景況感について。14日に発表された中国の1〜5月の固定資産投資成長は激しい落ち込みを見せている。今までの増加ペースが速すぎるので総量を考えると成長率が低下してくるのは当たり前だが、その低下ペースが春から急激に加速しているように見 ...

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