S&P 500は再び棒上げになった。このような場面では細かい分析は不要であり、先週の記事でも「1日2%以上の押しが来たら別だが、この区間では基本的に押したら押し目買い、くらいしかできることがない」としていたが、まともな押し目も見られないまま連日の過去最高値更新と ...
「解放の日」以降の関税の答合せと内申点
「解放の日」関税の騒ぎから既に3ヶ月経っており、米国の貿易相手国に交渉の機会を与えるために一旦延期された関税の交渉期限が再び近付いている。本ブログは4月の段階から「4/9から始まる90日間は基本的にローズガーデンで広げた風呂敷を畳むプロセスであり、逆ではない ...
S&P 500は唐突な利下げ期待で新値
S&P 500は予想に反して棒上げとなった。週末こそ米軍のイラン核施設への空爆で盛り上がったものの、月曜6/23のNY時間に行われたイラン側の反撃が事前通告済の限定的なものであったため買い戻しが始まった。以前の記事でも中東のミサイル合戦では「先手側が攻撃し、後手側 ...
S&P 500は「遠くの戦争は買い」が戦死
S&P 500は二本目の週足上ヒゲ陰線となった。週末の間に紛争が拡大しなかったことで月曜6/16はリスクオン一色となったが、先週の記事で取り上げた6060の週足レジスタンスを前に失速し、火曜はあっさり反落した。米軍の介入懸念が話題になりはじめたため、原油はついに反落せ ...
S&P 500は遠くの戦争で強引な調整
S&P 500はじり高が続いた後に地政学リスクで反落した。月曜6/9、火曜6/10は中国との通商交渉への期待でじり高となり、水曜6/11は警戒されていたCPIが弱めに出たことで一気にゴルディロックスが進みかけたが、イラン関連の地政学リスクの高まりを受けて高値から反落した。も ...
S&P 500はTACOでじり高続く
S&P 500はじり高となった。一時的に下げたのは月曜6/2と木曜6/5であり、月曜は関税拡大懸念で一時下げたが、またしても押し目買いで押し戻された。前回の記事で「下値も固まってきており、金曜5/30日足下ヒゲ陽線の下値5843さえもブレイクできないなら、二匹目のドジョウ ...
S&P 500はTACOとナッシングバーガー
S&P 500は小幅高となった。5/26月曜に早速先週末の対欧州関税が7/9まで猶予されたことで、先週の記事は1日で紙くずになりかけた。施策で株式が下がるとトランプ政権がすぐ方向転換してきたのをTACO(Trump always chickens out)と称し、ヘッドラインで下がったところで拾 ...
S&P 500は関税レジームに逆戻りするか
先週のS&P 500はゆっくりであるが反落した。金曜引け後にムーディーズが米国を格下げしていたため月曜5/19は安寄りから始まったもののフラットまで反発した。 これは押したところで個人投資家が大量な押し目買いを入れたためである。マイナス域からフラットまで買い上げる ...
S&P 500はダムマネーを振り回す
S&P 500は米国時間週末のジュネーブでの米中合意を受けて上方向に大きく窓を開け、そのまま一直線に続伸した。前回の記事などはせいぜいじり高しか想定しておらず、ナスダックの17500だけ分水嶺に挙げ、売り場については5900など想像もしないままOp Exの日柄だけを想定して ...
S&P 500はFOMOでもTINAでもない
S&P 500はこれまでの急騰急落から一気に小動きになった。週明けからトランプ政権の映画関税という謎ムーヴでS&P 500の連騰が9営業日で終わり、FOMC前ということもあり週前半は調整が優勢となった。5/7火曜のFOMCはややタカ的にも見えたものの基本的に無事に通過し、引け ...