先週のS&P 500は大幅に下落した。ここもとイベント警戒で金曜引け前は押されやすい代わりに週末跨ぎは報われやすかった。週末にはバイデン大統領の大統領選撤退を発表しただけだった。Op Exを通過したこともあり、月曜から先週のリスクオフを忘れたように指数は一直線にラ ...


ずっこけた日銀の6月会合  夏のテーマは「円安と日本銀行の二転三転」であった。日本銀行が3月会合でめでたくマイナス金利を撤廃した後、しばらくは新しい枠組み下の運営がそのまま続くと思われていた。しかし春から夏にかけて今度はバランスシート運営の方で二転三転した ...


バンピーなCPIと利下げ織込み  2024年に入って米国のCPIと利下げ織込みは右往左往が続いた。残念ながら2023年中の利下げ転換(pivot)はなかったが、12月FOMCで再び利下げ開始に含みが持たれ始めると利下げ期待が一気に再燃し、短期金利市場は一時的に2024年中6回利下げま ...


 S&P 500は週間で4月の調整以来の下げ幅となった。 大型テック主導の下げなので「トランプ・トレード」と表現する声もあった。都合のいいことに月曜の上げもトランプ・トレードと言われていた。決算期はバンカメの上げで始まった。水曜にはバイデン政権が半導体の対中貿易 ...


 中国経済の定点観測。中国の4-6月期の実質GDP成長は前年同月比+4.7%となり、政府目標の+5%ペースを下回ったが、上半期全体で均すと+5%ペースが続いていることになっている。本ブログなどは未達どころか今年4%も割れるに決まっていると言ってきたので未達でも+4.7%というペ ...


  S&P 500は再び棒上げの後に高値波乱となった。週前半はじり高が続き、CPI前の水曜にはVIX上昇、指数大幅上昇のメルトアップになった。その時点で翌日のCPIがどう出ようとオッズがいまいちになるのだが、CPIが出ると1日かけて指数は反落した。 CPIを受け、これまでとり ...


 S&P 500は調整を警戒していた前回の記事に反して棒上げになった。前の週に浮上し始めた様々な不確実性要素が気付いたら再び後退した形となる。 トランプ・トレードとも思われた金利上昇は緊張感をもたらしたが、週が明けるとフェードしている。金利の再低下を受けてS&P 50 ...


 S&P 500は高値波乱が続いている。概ね月曜まで続いた半導体関連の調整幅は大きく、NVDAは一時3日間で4300億ドルの時価総額を失った。前回の記事では「半導体の弱さが続いた場合は水曜引け後のマイクロン決算が転換点になり得るか」としていたが、肝心のマイクロンも期待が ...


 S&P 500は再び高値波乱になった。先週の記事では「USIGのスプレッド拡大を考慮すると、むしろ近すぎる5400サポートを手掛かりに上値追いするのは気が引ける。もし5400を下回るようなら5400台がごっそり取り残される可能性も見えて来る。その場合、下値の支えは指数が下がれ ...


 中国の定点観測。年初から中国株・香港株の急落が続き、その後経済指標の持ち直しや中国政府の不動産市況対策のヘッドラインで一度大きく持ち直した。景気が持ち直しており、住宅市場は依然回復が見えないが対策が既に打たれたので心配しなくてよい、むしろ経済成長が脱・ ...


↑このページのトップヘ