12月会合前のリーク整理 諸外国が利下げを急ぐ中で一筋縄ではいかない利上げパスを模索する日銀について。11月の記事は「12月か1月の利上げが近付きつつある」をメインテーマにしていたが、その直後から12月利上げに急激に「待った」がかかった。この方向転換の理由はい ...
S&P 500はまた2022年化
S&P 500は大きく下落した週となった。週前半に一度6000を超えたが、そこでは戻り売りに押されはじめ、堅調な経済指標が相次ぐ中で長期金利が上昇すると指数は続落した。先週の記事ではレンジ継続としつつ週足の5830サポートのみを取り上げていたが、金曜の雇用統計のダメ押 ...
S&P 500は不調な年末を慎重に通過
明けましておめでとうございます。年末休みを挟んだグダグダな週が終わった。月曜は株式から債券にリバランスしてそうな値動きで指数は朝から続落し、火曜以降は一転して金利上昇に怯える展開となり連日陰線になった。金曜はジョンソン下院議長が僅差で再選されたことから ...
グローバル大手機関投資家の2025年マクロ見通し
暇な年末年初にグローバル大手機関投資家のCIOが作り込んだ2025年見通しをまとめる作業を行うのを毎年恒例、にしようと思っていたのだが、それなりに時間をかけて読み込んだ各社2023年アウトルックが軒並み早速惨憺たる結果になったため2023年末にはアホらしくなりやめてし ...
S&P 500は年末モードに
クリスマスを挟んだやる気ない週間。週前半はクリスマスラリーが顕著であり、特に半ドン(米東部時間午後1時=日本時間午前3時まで)のクリスマスイブでそれが絶頂に達した。クリスマスが終わると金利上昇もあり一転してテックを中心に売られている。前回の記事では「こ ...
S&P 500は一週間のうちに暴落
S&P 500は大きく調整した。前回の記事では「シーズナリティとしてはクリスマスラリーが終わるわけではないが、ブラックアウト期間に入り始めたので徐々に手仕舞いのタイミングが始まる」としていたものの、6050ピンというテクニカルを信頼しすぎたせいで差し迫った大暴落を ...
S&P 500は中銀ウィークへ
S&P 500は調整気味の週になった。月曜からNVDAが中国の独禁法調査で下げ、火曜はCPI前のヘッジで1日中ダラダラと売られ、CPIを通過するとヘッジ外しの反発となった。もっとも翌日のPPIの後は再びダラダラと売られた。S&P 500は6055~6100の間では上値が重く、たびたび ...
悔いが残らない停戦のために(東部編)
さてウクライナ東部のドネツク戦線。これほどまでに観客から頑なに軽視されてきた主戦場はかつてあっただろうか。この一帯は2014年にドネツク、ルガンスク両人民共和国が独立を宣言して以来10年間にわたってドンバス紛争と称される内戦の戦場であった。2022年の特別軍事行 ...
S&P 500は再びじり高モードに
S&P 500はサンクスギビングが明けても静かなじり高が続いた。週明けはメガテックがアウトパフォームしたが、後半になると半導体が息切れしてソフトウェアとテスラだけが上値追いを続けた。雇用統計前は一度警戒らしき動きも入ったが値幅は限定的であり、雇用統計を特に特色 ...
悔いが残らない停戦のために(北部編)
「—―クルスクで攻勢に出る必要が本当にあるのか?クルスクがどこにあるかさえ誰も知らない。世界は我々がクルスクを占領するかどうかに全く興味がない。クルスク、いやそもそも攻勢にこだわる理由はなんだ?」ハインツ・グデーリアン上級大将『電撃戦』 前回の記事から9ヶ ...