S&P 500は再び棒上げの後に高値波乱となった。週前半はじり高が続き、CPI前の水曜にはVIX上昇、指数大幅上昇のメルトアップになった。その時点で翌日のCPIがどう出ようとオッズがいまいちになるのだが、CPIが出ると1日かけて指数は反落した。 CPIを受け、これまでとり ...


 S&P 500は調整を警戒していた前回の記事に反して棒上げになった。前の週に浮上し始めた様々な不確実性要素が気付いたら再び後退した形となる。 トランプ・トレードとも思われた金利上昇は緊張感をもたらしたが、週が明けるとフェードしている。金利の再低下を受けてS&P 50 ...


 S&P 500は高値波乱が続いている。概ね月曜まで続いた半導体関連の調整幅は大きく、NVDAは一時3日間で4300億ドルの時価総額を失った。前回の記事では「半導体の弱さが続いた場合は水曜引け後のマイクロン決算が転換点になり得るか」としていたが、肝心のマイクロンも期待が ...


 S&P 500は再び高値波乱になった。先週の記事では「USIGのスプレッド拡大を考慮すると、むしろ近すぎる5400サポートを手掛かりに上値追いするのは気が引ける。もし5400を下回るようなら5400台がごっそり取り残される可能性も見えて来る。その場合、下値の支えは指数が下がれ ...


 中国の定点観測。年初から中国株・香港株の急落が続き、その後経済指標の持ち直しや中国政府の不動産市況対策のヘッドラインで一度大きく持ち直した。景気が持ち直しており、住宅市場は依然回復が見えないが対策が既に打たれたので心配しなくてよい、むしろ経済成長が脱・ ...


 S&P 500は大幅続伸となった。先週の記事で「週足の範囲内での押し目買いというスタンス」としていたが、またしても押し目は微々たるものになった。火曜はAAPL、木曜はAVGO、金曜はADBEと、次々とテック系の個別銘柄が相場を支えた。水曜は寄付き前のCPIが軟化したことで上 ...


 本記事は「常に政治色が強かった資産ゴールド (前編)」の続きとなる。2020年代に急に実質金利耐性まで付けたゴールドの需要側を整理すると、ジュエリー好きの国々の購買力の増大によるものはあるものの、ゲームチェンジャーというほどではない。ETFなどの投資家はスタグフ ...


 年初来パフォーマンスで株式を猛追する金(ゴールド)について2本の記事を用意してみた。1本目の記事ではまず金(ゴールド)の金融商品としての歴史を振り返り、2本目では2022年以降の金相場について考える。金は地球上で採掘量が限られている非常に希少な金属であり、希少 ...


 S&P 500は堅調な週になった。週初めは景気減速を示唆する指標が続いて株は低調、金利だけが低下したのだが、ISM非製造業が堅調だったことで安心して上値追いになった。もっとナスダックを中心に翌日には冷めてきており上値では小動きになった。雇用統計では平均時給の伸び ...


雇用者数が再び跳ねた「2024年の春」  米国の雇用に本ブログが注目しなくなって久しい。2023年中は新規雇用者数をNFP(Non-Farm Payroll、米国非農業部門雇用者数)で見てもADP雇用統計で見ても金融引締めの影響で低調さが続いた。しかし2024年春になるとどちらも盛り返し ...


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