前回記事の「中国社債市場の産みの苦しみ」では中国の社債市場の格差拡大を取り上げたが、ここではより詳細なデータを展開していく。中国の半外資系投資銀行である中金公司(CICC)のリサーチ部門のレポートより。 左図は2018年年初からの格付けごとのクレジットスプレッド ...


 前回の記事で2018年前半の風水インデックスが香港株をよく予想できていると紹介したが、では過去の数年間はどうだったのだろうか。チャイナショックがあった2015年まで遡ってみた。  ...


 CLSAが毎年発表している、香港のハンセン指数の推移を予想する風水指数が、今年がひときわ冴えていると話題になっている。CLSAはCredit Lyonnais Securities Asiaというフランスの投資銀行であり、2013年に中国のCITIC証券に買収されている。今年で24回目となるこの風水イ ...


 人民元の下落が話題になる中、今朝発表された中国の外貨準備は予想外の増加を見せた。微々たる増加ではあるが、6月中に人民元が大きく下落したのに対して当局は全く介入を行なっていないことを意味する。 ...


 中国のクレジット引締めと共に、社債デフォルトの急増も話題になっている。ブルームバーグがまとめたデータによれば、年初来での本土債不履行は少なくとも20件。中国人民銀行(中央銀行)のデータは、5月末時点で社債残高の0.39%に当たる約663億元が不履行だったことを示 ...


 2017年は引き締めで話題になった中国当局だが、貿易戦争への備えのためか、中国人民銀行が6/24に今年に入って3回目の預金準備率下げを敢行した。これにより7/5から7000億人民元の流動性が市中に放出される。 ...


 前回の記事で取り上げた人民元の制御された墜落を、Bloombergがより詳細なデータと共に紹介している。 CNHのリスクリバーサルとインプライドボラティリティはCNYスポットの下落を後追いするような形で上昇しているが、まだまだ2016 -2017年のレンジ内であり、オフショア・ ...


 7月に入ってから日本株の一人負けが目立っている。背景としてはETFの分配金による売り需要が挙げられている。日銀のETF買入れもあってETFの資産総額が増えており、ETFの挙動が市場にインパクトを与えている。東証一部の時価総額600兆あまりのうちETFは30兆程度を占め、うち ...


 6月の日銀の国債買入オペの減額は3回、計800億円となった。買入減額といえば日銀の異次元量的緩和の後退を連想させ、円高株安を招きそうなものだが、6月の3回の減額はいずれに円高に繋がらなかった。日本の10年金利も、3回の減額にもかかわらず低下トレンドが続き、後半に ...


 新興国通貨が全体的にドル高原油高に苦しむ中、インドルピーが2016年安値と2013年安値をブレイクして史上最安値を付けている。インド投資は2017年に本邦で猛烈に流行ったが、その時間帯はリーマンショック後の10年間にわたる一貫したインドルピー安トレンドの中の一瞬の調 ...


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