
8/1に発表された米国のISM製造業景気指数は58.1と先月の60.2から2ポイントも低下。7月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数は良かったので、やや下へのサプライズとなった。原因として貿易戦争が指摘されている。ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で、関税措置とそれに対する報復行為が及ぼし得る影響が調査回答者にとって「圧倒的な懸念材料だ」と分析。鉄鋼・アルミニウムを巡る混乱や流通上の困難が続いていると指摘した。
もっとも世界中の人々がこの手のアンケート調査の中から貿易戦争の悪影響を虫眼鏡を持って探そうとしているだろうから、この程度の文面が出てきたくらいではまだ影響が大きいとは言えない。数字そのものは低下したものの「高止まり」の範囲内の値動きである。ここもとフィラデルフィア連銀製造業景況感指数との連動が悪い。
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フィラデルフィア連銀景況感指数が反発この記事は投資行動を推奨するものではありません。