AWCS
 上から米国のS&P 500, MSCI米国除く世界株指数連動ETF、MSCI新興国株指数連動ETFである。2017年中は三つとも概ね連動していたが、2018年2月のVIXショック以来、米株と米国以外の格差が広がっている。利上げやら中国の減速やらで新興国株が危ない、とは漠然と思っていた参加者が多そうだが、実は日欧など米国以外の先進国も目くそ鼻くそを笑う状態である。

 米国が有利な態勢から世界中に喧嘩を売っているので当たり前と言えば当たり前であるが、かなり露骨な格差である。このダイバージェンスがどのような形で収束するのかが興味深い。米株が暴落するか、新興国や日欧が年後半に猛追するか、それとも格差を開けたまま何事もなかったかのように再び連動し出すか。


この記事は投資行動を推奨するものではありません。