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    日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(日経Dインバ)」の発行済口数が急激に増えている。ダブルインバは日経平均のマイナス2倍の値動きするETFで、(ダブルブルと同じく)個人投資家の投機的な売り買いに用いられることが多い。個別株を長期保有する投資家がマーケットリスクのヘッジに使うこともあるだろう。2月のVIXショックでは利食いでポジションを解消する動きが優勢だったようで発行口数が激減したが、夏にかけて再び増加に転じ、8月後半には急激な増加を見せている。

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    背景は日経の記事が解説する通り、「日経平均は節目の2万3000円をなかなか超えられず、日経平均が先行き下落すると見る個人が多い」からだろう。23000は誰の目にもわかりやすい水平レジスタンスとなっている。ただ、ここまでわかりやすく個人のレンジプレーヤーが増えているということは、もしレンジを明確に上にブレイクできた場合はそれなりのショートカバーの買いが続く可能性を示している。

この記事は投資行動を推奨するものではありません。