
前回の記事ではS&P 500日足のヘッドアンドショルダーについて取り上げた。中間選挙を経て1日で2%上げた日もあったが、今のところS&P 500は見事にヘッドアンドショルダーの右肩に止められている。
「日足で見るとS&P 500は10月が右肩となるヘッドアンドショルダーとなっており、10月後半の戻り高値である2815がレジスタンスとなる。2700後半まで反発した場合は一旦ロングを手仕舞うのが定石となる。逆に2815を上にブレイクできた場合はトップを再び目指す可能性が高くなる。」「一方、週足で見ると、まずVIXショック前高値を更新した後に、2530のVIXショック後安値をまだ割っていないため、ダウ理論ではまだ上昇トレンドが保たれている。今週2600を付けた時はやや危うかったが、そこからは反発して綺麗な週足下ヒゲ陽線を作っている。中間選挙や、貿易戦争など(上下の)リスク要因は控えているが、基本的に2600台前半は押し目買い、2700台後半は戻り売り、そして2530か2815をブレイクした場合は付いていく、ということになるだろうか。」
肝心の右肩の高さについて、後から正確に調べると2815ではなく2817だったが、いずれにしても右肩の水準で寸止めになったことは間違いない。あれだけ選挙で荒れた後にピタッと押さえられたので、テクニカル恐るべしである。今後も2817を取り戻せるかどうかがキーとなる。せっかく近くまで戻って来たので今この瞬間は売りの方がオッズが良い。
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米株指数を純粋なテクニカルで見るこの記事は投資行動を推奨するものではありません。