FANG+
 2018年夏に一時年初来30%以上も稼いでいた、Facebook, Amazon, Apple, Netflix, GoogleなどからなるFANG+指数が暴落につぐ暴落でついに年初来マイナスに転落した。投資家はPERなどというアンシャン・レジームに惑わされることもなく、新技術が描くグランドデザインをしかとキャッチアップできている自分が最高にイケてると思っていただろうが(ないしはただ目を瞑ってインデクサーをしていた)、全ては水の泡になったのである。
 
 本ブログでは11月末時点で「下落はぼちぼちいいところまで来ており、大惨事になる気はあまりしない」としたが、残念ながら特にニュースもないまま更に下落が続いている。地合いが地合いならアップル以外はFOMCだの貿易戦争だのとは無縁の業種なのでリアクションもしないはずだが、チャートが溜まっていたポジションを一掃したがっているので仕方がない。また業績が特に悪化しなくても、ストーリーとして賞味期限が切れるだけでバリュエーションが切り下がってしまう。
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 同時に米株の一強ストーリーも賞味期限が切れた。zerohedgeがGreat Convergenceと表現するように米株指数は米国以外の株指数に向けて急激にさや寄せしている。

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この記事は投資行動を推奨するものではありません。