先週末の記事では「サプライズをぶつけて指数を売り崩す場面は過ぎており、ここから戻り売りならともかく、下を売ってもヘッドラインに殺される確率の方が高い気がする。本ブログの予想通りに先週の押し目買いを見送った参加者であれば、下がりきったところで押し目買いを狙う場面ではないか」としていたが、果たして買い目線に転換していないといけなかった。もっとも「下値余地の方は、前回の記事から変わらずせいぜい3100という見方は維持する」としていたが3100近辺はやって来ず、押し目買いを狙っても押し目があったかどうかは怪しいが、先週末の時点で「今が千載一遇の買い場である」とはさすがに考えられなかった。「何かしらの介入策でぶち上がってリスクオンの小陽春がやってきた場合は売り場になりそう」は蛇足だったし、新型コロナ絡みの介入策も特にないまま市場参加者は流行の衰退を織り込んだようだ。
何よりもよかったのはISM製造業である。47, 48でウロウロしては無視されていたISMは米中交渉のフェーズ1サインを経てついに50を超えた。長期的はともかく短期的にISMを軽視したり逆らうのは全くセンスない。今まで株高・景況感壊滅の謎は完全に解消された。
テクニカルには新高値に売りなしであるが、今回も乗っていくのはあえて避けたい。新型コロナによるバリューチェーン寸断は恐れすぎるのもよくないが、かと言って全くのノーインパクトでどんどん高値を更新していくのは違うだろう。コモディティの総崩れも全く無視するわけにはいかないはずだ。「落ちるナイフを掴んだら色気を出さずに回転した方が安全」はあえて維持する。日足の汚いヘッドアンドショルダーの右肩をブレイクされたため最高値ブレイクが示唆されていたが、既にブレイクされたためノーシグナルである。一応3200台は押し目買いになるかと思われるが。
S&P 500は10月以来の調整入り
S&P 500は引続きメルトアップ
S&P 500は引続き座して押し目待ち
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S&P 500は年末を前にメルトアップ
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そしてS&P 500はレンジ上限をブレイク
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S&P 500はリスク非対称なレンジを作る
S&P 500は貿易戦争再開でどこまでクラッシュするか
S&P 500はひたすらクラッシュ雨乞い
S&P 500が利下げ織込みすぎから押すな押すなに
S&P 500が結局浮力に負けてしまうか
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S&P 500が意外な粘り強さを見せる
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S&P 500の重要な水準が向こうからやって来る
S&P 500ここから上はさすがに前途多難
ようやく貿易戦争の悪影響の織り込みが終わる
S&P 500のテクニカルの続き
全てがかかっているS&P 500の右肩
米株指数を純粋なテクニカルで見る
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この記事は投資行動を推奨するものではありません。