
1日に発表された米国のISM製造業景況感指数が高値圏内ではあるが59.3から57.3に急落している。製造業は「トランプ政権の関税導入によるコモディティ高」を懸念しているようだ。


欧州と中国の製造業PMIと並べると、欧州は株と同じように昨年年末に急騰し、今年に入ってから急速に冷え込んでいる。中国は低位安定。米国が欧州を後追いしそうに見えなくもないが、欧州のこの冬の急減速は大寒波のせいとされている。これらのニュースを額面通りに受け取れば米国の減速は海外要因ではなくトランプ政権が平地に乱を起こした結果ということになる。まだまだリセッションからは遠いが、引続き要注意ではある。ISMだけ見ると米金利が3%を超えてどんどん上に伸びていくとは考えづらい。
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