カテゴリ: 新興国

 植田日銀がレビュー催眠を通じて日本国債のショーターを駆逐し、副作用として大幅な円安を招いてから、再び円金利と為替相場が荒れている。昨年末のYCC修正で一時期130円を割り込んでいたドル円は米金利の反発に伴い145円を再び付け、昨年高値の152円近辺の方が近く見える ...

 ロシア・ウクライナ紛争がいよいよロシア軍によるウクライナ全土への侵略戦争に発展するにつれて、米国とEUは歩調を合わせてロシアに大規模な金融制裁を発動した。2/26にEUは米国などと共同声明を発表し、当局が選択したロシア系銀行をSWIFTから排除すると共に、そのインパ ...

 11月末に大型新人として華々しくデビューしたオミクロン株(B.1.1.529)はマーケット的にはさっぱり続報がない。本ブログは相変わらず非医学部卒が書いているの医学には立ち入らないが、どうも30何か所も変異しただけあって感染力が強く、ワクチンを2回接種した人でもブレ ...

 新型コロナによる経済活動停止に伴いグローバルで財政出動ブームが来ており、経済活動が止まっても財政出動、特に直接ばら撒きにより資産価格は徐々に安定に向かいつつあるが、その調和をぶち壊しかねない幽霊が世界中を徘徊している。格付け会社である。メキシコ「BBB ...

 一時は通貨危機が落ち着いたように見えるトルコリラが再びきな臭くなっている。3/31のトルコ統一地方選を前に通貨安を恐れるエルドアン政権が再び市場への介入を始めている。図は1,200%まで急騰するトルコリラのオーバーナイトスワップ金利。 トルコのGDPは2018年の通貨危 ...

 年末の下げを軽快に取り戻す米株を横目に、新興国株が苦戦している。本ブログは12月初旬からパウエル議長のスタンス変更を見て新興国株を選好してきたが、新年にワークして2019年のコンセンサスビューが見事に新興国推し一色となってからは新興国株は鳴かず飛ばずとなって ...

 2/26にインドがパキスタン領内の「テロリストキャンプ」を空爆したことにより世界中で一瞬だけリスクオフが走った。インド・パキスタンはともに核保有国なので全面衝突に発展すれば大変な騒ぎになるが、そうなる可能性は極めて低い。この戦闘はモディ首相の選挙対策のため ...

 Fedが利上げをしばらく諦める方向に落ち着き、ドル高米金利高への恐怖が払拭された途端に、新興国を中心に金融政策で一息を付こうという機運が広がっている。トップバッターはもちろん1/4にRRRカットを敢行した中国だが、インド中銀(RBI)も早くて今週に「一回限りの利下 ...

 S&P 500の惨状に対してBRICs諸国の株式指数はドル建て秋の安値を更新していないと取り上げたが、債券でも同じである。足元の北米ハイイールド債のクラッシュが話題になる中、高利回りドル債仲間である新興国ドル建て国債ETF「EMB」はほぼ無傷であり、ハイイールド債ETF「H ...

  Pension Partnersがアップした今年の各国株式指数のドル建て成績表を眺めていると、かつてもてはやされたBRICsのうちリーマンショックで「先に脱落した」とされたロシアとブラジルがトップにきている。 ...

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