カテゴリ: 非株

パンデミック後のインフレレジーム パンデミック後の投資環境はグローバル金融危機からパンデミックにかけての15年間と比較して様々なパラダイムシフトが見られたが、中でも最も大きかったのはインフレ・レジームへのシフトだろう。2008年のグローバル金融危機の後、先進諸 ...

 本記事は「常に政治色が強かった資産ゴールド (前編)」の続きとなる。2020年代に急に実質金利耐性まで付けたゴールドの需要側を整理すると、ジュエリー好きの国々の購買力の増大によるものはあるものの、ゲームチェンジャーというほどではない。ETFなどの投資家はスタグフ ...

 年初来パフォーマンスで株式を猛追する金(ゴールド)について2本の記事を用意してみた。1本目の記事ではまず金(ゴールド)の金融商品としての歴史を振り返り、2本目では2022年以降の金相場について考える。金は地球上で採掘量が限られている非常に希少な金属であり、希少 ...

 日本株のパフォーマンスがいい中、歴史的には日本株と同様の傾向を示してきたはずのJREITが大きく取り残されている。それどころか2~3月には大きく売り込まれており、利回りを求めて保有する投資家は厳しい試練に晒された。日本株とJREITは歴史的なまでにパフォーマンス ...

 年の暮れにあえて、主に機関投資家コミュニティが行ってきた「ヘッジ付き外国債券投資」というマニアックな話題について。貯蓄超過の日本から名目利回りが高い外国債券への投資フローは数十年単位で続いてきたが、一部の年金投資家や個人投資家は為替リスクを取れるのに対 ...

 直近の株式指数の値動きを最も綺麗に説明する切り口の一つが「S&P 500の債券化」であることに異論は既に少ないだろう。S&P 500のフォワードEPSから計算される益回り(フォワードPERの逆数)と10年国債利回りを比較したエクイティ・リスクプレミアム(ERP)はGFC後の全ての ...

 0DTEについて述べた前回の記事では、0DTEのアクティビティは「安寄りした日の前日比フラットまでのコール押し目買い」が目立っており、それは低Volレジームの自己実現に寄与するのではないかと述べてきた。「ボルマゲドン "Volmageddon"」を警戒する必要性は軽視を宣言した ...

 前回の記事で見てきたようにUBSによるクレディ・スイス(CS)の救済買収に伴って無価値になったCS AT1債は全世界の投資家に損失をばら撒いたが、当然その一部は日本の富裕層や法人を直撃している。時間が経つにつれてCS AT1債投資で損失を出した人々の群像が浮かび上がって ...

 今年に入ってから0DTEがバズワードになっており、指数や個別株の変動のドライバーとしてマーケットニュースでちょくちょく登場するようになっている。0DTEとは"zero-Day-To-Expiration"であり、一般的に24時間以内にエクスパイアする超短期のオプションを指す。昨年の記事 ...

 問題が発覚してから秒速で破綻したSIVBに続いて、創業167年の名門投資銀行クレディ・スイスも話題になってからわずか一週間で同業UBSに身売りさせられた。クレディ・スイス(CS)はG-SIBs(Global Systemically Important Banks, グローバルなシステム上重要な銀行)の一角 ...

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