コロナショック以来急速なペースで拡大してきて、異論なく足元の株高の背景になったFedのバランスシートは、6/17までの週で初めて縮小に転じている。背景としては、非常時に導入されたいくつかの流動性供給措置が役割を終えつつあることが挙げられる。 減り始めたのはまず ...
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思考実験としてのヘッジ付き米債投資のすゝめ
世界中の中銀が次々とハト転して世界中が過剰流動性の波に覆われるにつれて、マイナス利回りの債券時価総額が急激に増えている。その中にあってプラス利回りで買えるのは米国債くらいしかなくなっており、それがFedハト化にもかかわらずのドル高継続の根底にあるわけだが、 ...
トルコ当局が見せるレトロな通貨防衛
一時は通貨危機が落ち着いたように見えるトルコリラが再びきな臭くなっている。3/31のトルコ統一地方選を前に通貨安を恐れるエルドアン政権が再び市場への介入を始めている。図は1,200%まで急騰するトルコリラのオーバーナイトスワップ金利。 トルコのGDPは2018年の通貨危 ...
何も悪くない南アがトルコリラに道連れにされる
金曜の夜から今朝にかけてトルコリラの急落が話題になったが、今日トルコリラになぜか連れられて下にワープし、一時今日のワーストパフォーマーになったのは南アフリカランドである。 ...
ドル調達コストの目覚め
年末を前にして世界中で急にドル不足となっている。ドルと円をLIBOR金利/LIBOR金利で本来交換できるはずが、円を貸してドルを借りる方が払わねばならないプレミアムが急上昇している。本邦から円ヘッジ付きで外債投資をする場合、ドルを借りて投資しなければならない(ヘッ ...