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 米国の金融政策については気だるい時間帯が続いている。インフレーションの減速(disinflationと表記される。慢性的なデフレーションとはまた別の意味の、あくまでも減速である)は順調に進んでいる。その結果Fedの仕事はほとんどなくなっている。これはFOMC警戒もその剥落 ...

 S&P 500はボトムから20%上昇してブル・マーケット入りしたが、過去の多くのラリーがそうであったように幅広く納得はされていない。特に何かにつけて「債券投資家と株式投資家の温度差」が取り上げられてきた。曰く、米国債のイールドカーブがインバート(長短金利逆転)し ...

  S&P 500はショートカバーの後、見慣れたというより見飽きた形で反落した。先週末の高値を2日にわたって一文更新をした後、火曜にまたしても上から下までS&P 500は2%以上、ナスダックは3%近く売り込まれた。背景としては6月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数が弱 ...

 10月初頭に発表された9月の米国ISM景況感は製造業・非製造業共に総崩れとなった。ISM製造業(上図)は47.8と景気拡大・後退の分岐点である50を明確に下回った。また絶対値が基本的に高いISM非製造業(下図)も52.6に急低下し、こちらも製造業で言うと50割れ並みのインパク ...

 昨年の2y-5y、今年3月の3M-10yに続いて、8/14には米国債の2年と10年金利が逆転して逆イールドになった(インバートした)。長短金利の逆転は景気拡大終盤に発生しがちであり、金融政策対比で景気の先行きが弱いという市場参加者の見通しを表している。またこれまでもリセッ ...

    一片の曇りもないように見える米国ファンダメンタルズの中で話題になっているのが金利カーブのフラットニングである。先月には20bpを割り込んで日本国債を追い越した。教科書には「イールドカーブのインバート(短期金利>長期金利、長短金利逆転)はリセッションの前兆 ...

 米国債金利カーブのフラットニングが目立っている。金曜のジャクソンホールを受けてついに2年10年スプレッドが19bpと、22bp残っている日本国債金利カーブよりもフラットになった。短期金利が淡々と上がる中で長期金利が一向に上がらないというのが背景である。  ...

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