中国各地でマンションを販売中にどんどん値下げする不動産業者に対して、一期目に既に購入した住民が一瞬にして数百万円レベルの大損が確定してしまったので抗議デモをしたり、モデルルームを打ち壊す事件が多発しているのがニュースになっている。住宅ローンもおりにくい ...
タグ:不動産
家賃急騰が住宅バブルに参加しなかった人民を追い詰める
北京、深センをはじめとする中国の大都市で賃貸住宅の家賃が上昇している。チャートは上海、北京、深圳、広州の過去3年間の住宅賃料指数推移である。北京は平均でもこれであり、局地的には半月で賃料が倍増したエリアすらあるそうだ。 ...
不動産支出に圧迫される中国の消費
本ブログはとかく重厚長大産業ウォッチに偏りがちだが、今回は中国の消費の衰退を取り上げてみようと思う。チャイナショックの時は中国の重厚長大産業は大きく減速したが、その減速をカバーしたのが10%増をキープした個人消費だった。当時はその堅調さゆえにデータの信憑性 ...
中国不動産の売り切りモードが続く
7/16に発表された6月の中国不動産投資は景気ベア派を元気付ける結果となった。本ブログの6月の記事では、「中国の固定資産投資の落ち込みが話題を呼んでいる一方、不動産投資の堅調さが目立っている」とした上で、先行指標である土地取得面積が低迷していることから「2018 ...
中国不動産のソフトランディングがすぐそこに(2)
前回の記事で不動産企業が政府による金融引締めと不動産購入制限を前に土地を素早く仕上げて手放そうとしているという観測を紹介した。素早く回転しろと言っても売れないものは売れないので、需要が追いつかず高回転に失敗すると当然またディザスターになる。上手くいくか ...
中国不動産のソフトランディングがすぐそこに(1)
中国の固定資産投資の落ち込みが話題を呼んでいる一方、不動産投資の堅調さが目立っている。チャイナショックにかけて大きく落ち込んで来た不動産投資は2016年から回復しつつある。中国景気を支える柱が政府のインフラ投資から民間の不動産開発に移って来たのだろうか。 ...
消費者ローンで住宅を買うという狂気
中国の消費者ローンの不自然な急増が話題になっている。明らかに多くの個人が、本来旅行や車、その他グッズの購入に使われると想定されている消費者ローンを利用して住宅購入の頭金を借りている。この不自然な急増は7月までには話題に上っており、9月末には銀監会が問題を ...
中国不動産投資がさらに冷え込む
2017/11/13に発表された中国不動産投資と販売が共に弱かった。これは金利上昇と住宅ローン規制強化の結果である。以前の記事であほらしいとしていた北京周辺の学区をめぐる不動産市場はすっかり冷え込んでおり、ピークから2割下落した物件も出てきたようだ。 ...
PBOC引き締め(5) 重厚長大産業の減速
以前の関連記事 PBOC引締め(1)人民元相場の安定化 : 金利とセンチメントから資産価格を考えるブログnull PBOC引締め(2) チャイナショックを振り返る : 金利とセンチメントから資産価格を考えるブログnull PBOC引締め(3)インターバンク狙い撃ち : 金利とセンチメントか ...