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    図は上海総合指数÷S&P 500のチャートである。9月までは貿易戦争、さらに10月に株式担保騒ぎもあって上海株は米株対比で一方的に劣後していた。しかし足元では米株の足を引っ張ることに成功し、上海株の孤独な戦いは終わりつつある。10/4に中国に対して全面対決を示唆 ...

 週が明けても中銀総裁などが相次いで割安発言を打ち出した上海総合指数は素直に4%以上も上昇した。しかしBespoke Investmentはここで脱力するようなチャートを出して来ている。過去10年間のチャートに「1日の間に4%以上値上がりした日」32サンプルをプロットしたものである ...

 世界でワーストパフォーマーの一つになっている上海株。下落が止まらない背景の一つに創業家や大株主、経営陣が融資を受けるために巨額の株式を担保に出しているというのがある。その額は6000億ドル(67兆円)と言われ、これは実に中国株全体の時価総額の11%に及ぶ。 ...

 貿易戦争や当局の経済引締めのせいで主要国中ワーストパフォーマーとなっている上海株指数。本ブログは一貫して「上海株は香港株と比べて割高」として避けてきたが、これだけ一人負けが続けば割高さも解消されただろうか。  ...

 貿易戦争の影響が米中の景況感アンケートに顕著に現れている。図の上は中国の財新(Caixin)製造業PMI、下は米国のISM製造業景況感である。一昨年や昨年はこれら二つは細かい谷までよく一致していた。しかし、米中貿易戦争が始まってから米中PMIは顕著なデカップリングを見 ...

 今年の春以降、固定資産投資(下図)をはじめとする中国の各指標が急減速を見せる中、鉱工業生産(上図)だけは不自然に巡航速度を保っている。GDPと同じくあまりにも平坦で、他の指標との乖離が露骨であるため、信頼性に疑問を持つ声すら上がっている。 ...

 香港株が年初から香港上場の中国企業H株を中心に爆上げしている。H株指数は年初来19連騰。本ブログでは年初の展望で「新興国の中では利上げ耐性が強い中国を選好。上海株のパフォーマンスはいまいちだったがこちらは未だに割高であり、同じ企業群が上場している香港株指数 ...

 上海株指数は高値圏でボラティリティが高まっている。経済指標を点検すると、確かに景況感はやや足踏みになっているが方向性が変わったわけではない。一方、中国の長期金利は2014年ぶりに4%を超えており、株のバリュエーションにプレッシャーをかけているようだ。日米と異 ...

 ヘッドアンドショルダーは教科書に載っている天井パターンだが、先進国の株式指数では案外あまり見ない。一方、上海総合は調整の前に日足でヘッドアンドショルダーを作ってからストンと落ちるのが大好きである。 ...

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