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 中国の10月外貨準備は取り崩しが加速している。人民元の対ドルレートが7に近づくにつれて、明らかに実弾での買い支え介入が増えているように見える。 この話題についての本ブログのコメントは先月の記事と変わらない。「関税とデレバレッジ引締めの内憂外患の中にあって、 ...

 中国は米国財務省による為替操縦国の指名を避けることができたようだ。もっともドイツ、日本、スイス、韓国、インドと同時にウォッチリストには入ったままである。この非難は元より的外れなものだ。トランプ大統領は「輸出ブーストのために通貨を安く誘導している」と中国 ...

 図は中国企業(金融除く)の負債の対GDP比率である。本ブログでもデレバレッジという言葉が何度も出てきた。鄧小平時代が改革・開放、江沢民時代は資本主義化とWTO加盟、胡錦濤時代は財政出動/インフラ建設がそれぞれ特徴になるとすれば、現政権の目玉はデレバレッジになる ...

 9/27未明にFedが今年3回目の利上げを実行した。中国人民銀行は政策金利の一つである7日リバースレポ金利(市中銀行向け短期貸付金利)において、2017年以来人民元防衛のためかダラダラとFOMC翌日に追随利上げというか対抗利上げを行ってきた。しかしその幅はFedの毎回25bp ...

 中国当局は先週末、人民元の日次基準レートを決定する際に「反循環要素 (CCF, Counter Cyclical Factor)」を再導入すると発表した。反循環的要素、または反循環因子の中身は2017年の人民元の上昇が始まった頃の記事に詳しい。要するに「人民元が急落するのは非理性的な動き ...

 人民元安が止まる気配が見当たらない中、前回のチャイナショックと大きく異なっているのは外貨準備高が一向に減る気配を見せないことだ。これが一部では「不可解だ」と言われている。日経の記事は「人民元は変動幅を一定の範囲に制限する「管理変動相場制」とはいえ、潜在 ...

 人民元の下落が止まらない中、8/7に発表された中国の外貨準備は前月に続いて微増となった。ドル全面高が続いたことから実態としてはもう少し増えているようにすら見える。まさか当局が人民元売り介入をしているとは思えないが、とにかく資金流出はあっても大規模ではなく、 ...

 人民元の下落が加速している。ピッチとしてはすでにチャイナショックの時の切り下げを上回っているようだ。当局は依然放任スタンスを取っているが、「人民元の制御された墜落」で取り上げた時に比べても市場で幾分かパニック度が増している。 ...

 人民元の下落が話題になる中、今朝発表された中国の外貨準備は予想外の増加を見せた。微々たる増加ではあるが、6月中に人民元が大きく下落したのに対して当局は全く介入を行なっていないことを意味する。 ...

 2017年は引き締めで話題になった中国当局だが、貿易戦争への備えのためか、中国人民銀行が6/24に今年に入って3回目の預金準備率下げを敢行した。これにより7/5から7000億人民元の流動性が市中に放出される。 ...

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