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 人民元の下落が話題になる中、今朝発表された中国の外貨準備は予想外の増加を見せた。微々たる増加ではあるが、6月中に人民元が大きく下落したのに対して当局は全く介入を行なっていないことを意味する。 ...

 2017年は引き締めで話題になった中国当局だが、貿易戦争への備えのためか、中国人民銀行が6/24に今年に入って3回目の預金準備率下げを敢行した。これにより7/5から7000億人民元の流動性が市中に放出される。 ...

 前回の記事で取り上げた人民元の制御された墜落を、Bloombergがより詳細なデータと共に紹介している。 CNHのリスクリバーサルとインプライドボラティリティはCNYスポットの下落を後追いするような形で上昇しているが、まだまだ2016 -2017年のレンジ内であり、オフショア・ ...

    本ブログで取り上げてきた 人民元の下落リスクがようやく具象化している。新興国通貨全般の弱さに紛れながらではあるが、2017年年初の7.0から6.3までの上昇幅を概ね半戻しした形となる。背景にある材料は米中金利差の縮小、貿易戦争による経常黒字減少懸念といった教 ...

 2017年は中国の能動的・受動的な金融引き締めが双方見られたが、2018年は国債金利が話題にならないままブルスティープニングしている。10年金利でみると年初より25-50bpの低下。3ヶ月SHIBORで見ると最高値から75bpも低下しており、実に3回の利下げに相当する。かっこよく言 ...

 続いて10日に中国政府関係者の発言として「中国が米国債投資を縮小、もしくは一時停止する」というヘッドラインがBloombergから流れ、米国債とドル円が同時に急落した。米金利は気づいたら2.6に近づいている。また、普段連動するはずの米金利とドル円の相関が見事に壊れ、 ...

 9日、中国人民銀行は人民元の基準値を定める時に値付け銀行に求めていた「反循環因子(Counter cyclical factor)」の適用停止を決めたと、各報道機関が報じた。2017年5月に導入された反循環因子の内容はややわかりにくいが、以前の記事で書いた通り、 ...

 中国政府が個人の外貨購入への規制を強化するのが新年の恒例行事となっている。もとより市民1人あたり毎年5万ドルの外貨購入枠があり、この額はさすがに2018年現在になっても変わっていないが、2017年新年では固有の権利のはずの5万ドルの枠を使う際にも面倒な申請書を出す ...

 2017年の一年を通して中国の金融引き締めとその悪影響をモニターしてきた本ブログだが、突然2年前からの冬眠から目覚めたような記事に出会って目が点になっている。 人民元国際化 立ち往生中国の習近平(シー・ジンピン)指導部がめざす通貨・人民元(総合2面きょうのこと ...

 上海株指数は高値圏でボラティリティが高まっている。経済指標を点検すると、確かに景況感はやや足踏みになっているが方向性が変わったわけではない。一方、中国の長期金利は2014年ぶりに4%を超えており、株のバリュエーションにプレッシャーをかけているようだ。日米と異 ...

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