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  神経質な雰囲気の下で迎えられた1月FOMCは様々な市場の神経質さを増幅させた。元々1月は経済見通し(SEP)発表もないマイナーなミーティングであるはずだが、1/5の12月FOMC議事録発表以来、市場が慢性的に金融引締め懸念に晒される中、3月FOMCにおける利上げサイクル開始 ...

  オーストラリア中銀のYCCの歪みが市場に攻撃され豪州の短期金利が荒れた件を本ブログは取り上げたが、11/2のRBA会合でYCCはあっさり撤廃された。「現にYCCを一旦停止してから再開すると想像するのは難しいし、かなり説明を立てづらい。従って2年金利がYCC水準の0.1%まで ...

 昨年の秋から冬にかけて株式指数の急騰とクレジットスプレッドの激しいタイトニングが同時に起きたが、今年に入ってからそれが反転しつつある雰囲気がある。特に1月のFOMCでIOER(超過準備付利)が5bpと限界的に引上げられて以来に相場が一層重くなっている。我々はEveryth ...

 ドイツと同じく、米金利も低下が止まらない。10年国債金利は一時FF実効レートの2.4を下回った。先物が織り込む2020年年末までの金融政策変更は25bp x2回以上の利下げとなっている。 ...

 3/21未明に結果が発表されたFOMCは2017年9月以来の据置きを決定した。答え合わせとしては「米ドルと米短期金利も上方向に調整しやすい」としていたのが完全に外れた。2019年のドット中間値は2回利上げから0回利上げに変わり、一方2020年は1回利上げが残った。個人的にはこ ...

 今夜結果が発表されるFOMCで、2017年9月以来の据置きが予想されている。2017年12月以来は四半期に1回の利上げが続いたし、2017年9月も利上げがなかった代わりにバランスシート縮小開始が決定され、何らかの引締め的政策変更がないとすれば2016年9月以来となる。2018年12月 ...

 最近の米株のクラッシュとパウエルFed議長の弱気化発言を受けて、米国債が買われたことにより金利市場が自信満々に織り込んでいたFedの2019年利上げ回数は急激に減少に転じた。上図は2018/12時点の政策金利、2019/12時点の政策金利と2020/12時点の政策金利にそれぞれベット ...

    図は上海総合指数÷S&P 500のチャートである。9月までは貿易戦争、さらに10月に株式担保騒ぎもあって上海株は米株対比で一方的に劣後していた。しかし足元では米株の足を引っ張ることに成功し、上海株の孤独な戦いは終わりつつある。10/4に中国に対して全面対決を示唆 ...

 トランプ大統領は常に米株が上がるのを自身の功績として吹聴してきた。貿易戦争で世界金融市場をかき回した時も、中国株が下がって米株が下がらなかったことをもって正当化してきた。それがいよいよ米株もクラッシュすると、淡々と利上げを続けてきたFedに攻撃の矛先を向け ...

 上から米国のS&P 500, MSCI米国除く世界株指数連動ETF、MSCI新興国株指数連動ETFである。2017年中は三つとも概ね連動していたが、2018年2月のVIXショック以来、米株と米国以外の格差が広がっている。利上げやら中国の減速やらで新興国株が危ない、とは漠然と思っていた参加 ...

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