中国の民営不動産業界の苦境が続く中、すっかり懐かしい名前になった恒大(Evergrande)が突如マンハッタンの破産裁判所にチャプター15(連邦倒産法第15章)の適用を申請した。破産には破産清算(Bankruptcy Liquidation)と破産保護(Bankruptcy Protection)があるが、恒 ...
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共同富裕と中国不動産政策の懸崖勒馬
9月の中国の70都市住宅価格は久しぶりに前月対比で下落に転じた。あれだけ民営不動産企業の資金繰りを当局が圧迫し、恒大が潰れるか潰れないかの瀬戸際まで騒ぎを作ったところで、前回の記事でも取り上げた、頭金が返ってくるかどうか分からないがゆえの住宅販売金額の大幅 ...
恒大の答え合わせとアフター恒大解体
中国恒大(エバーグランデ)の流動性危機についてのヘッドラインが増えているが、前回の記事で触れた見方はほとんど修正する必要もなくここまで来ており、多くのヘッドラインは本ブログの後追いである。急ごしらえでまとめた前回の記事に、補強するニュースがあればドヤ ...
結局エバーグランデは灰色のサイに
本ブログが夏以降に断続的に取り上げたエバ―グランデ(恒大集団)のデフォルトがいよいよ近付いてきた。負債総額が33兆円と破綻当時のリーマンブラザーズの半分もあるので、一部でリーマン・モーメントとさえ取り沙汰されている。本ブログが早々とToo big to failの恐喝が ...
中国二大債務懸案の片方が片付く
中国株への当局の圧政と並行して、華融(Huarong)と恒大(Evergrande)の債務危機も中国市場をリスクに晒してきた。どちらもToo big to failと言われてきた巨大債務企業であるが、先月の記事ではLGFVと華融の騒ぎは当局の火遊びにすぎず、中国のクレジット市場で最も注目 ...