中国で上場する日本株ETFの乱高下が話題になっている。日経平均指数は年末から年初にかけて連日上昇してきたが、その指数を追い越す形で中国上場の日本株ETFが更に高騰し、日経平均指数から離れて勝手に乱高下を繰り返した。年初来の日経平均指数の上げ幅は6%程度であった ...
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日本のワクチン接種ペースが軌道に乗る
日本のワクチン接種ペースは長らく期待されていなかったが、足元で加速が目立っている。まずワクチンがちゃんと手に入るかが懸念されていたし、次に接種スタッフが足りないことが懸念されていたが、一旦ルールが整ってやるべきことが決まるとさすがに速いようである。 今 ...
あの日経が持たざるリスクを持ち出す
冬から春にかけての株の暴力的なラリーにおいて、我々が耳にタコができるほど聞かされたセリフが「中長期投資家はなお慎重」であった。では一体いつこの中長期投資家とやらは大胆になるのだろうか、と思ったことは一再ではないはずだ。それがどうも上がりに上がった後の「 ...
日米株価の正しい比べ方
日本株と米株の指数数字を比べたTOPIX /S&P 500チャートで、アベノミクス以来勝ち続けてきた日本株が米国に追い付かれたという日経の記事が出ている。曰く、「第2次安倍政権が発足した2012年12月26日を起点に、東証株価指数(TOPIX)の値動きを米S&P500種株価指数と比べて ...
日経平均が教科書的なフォロースルー
3ヶ月にわたった水平レンジの上限23,000を突破できた日経平均指数は出来高を伴って上方ブレイクしている。これは教科書的なフォロースルー(Follow through)のチャートパターンである。 ...
日本株が脱亜入欧を果たす
「米株以外」として新興国株とまとめられていた日本株だが、8月以降アジア株に対するアウトパフォームが加速している。図は日経平均とMSCI Asia ex-Japan(上図)及びそれらの格差(下図)であり、日本株はアジアの悪友を引き離している。夏にかけて日本株の対米株の出 ...
ダブルインバースの燃料が積み上がる
「日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(日経Dインバ)」の発行済口数が急激に増えている。ダブルインバは日経平均のマイナス2倍の値動きするETFで、(ダブルブルと同じく)個人投資家の投機的な売り買いに用いられることが多い。個別株を長期保有 ...
PERとリスクプレミアムの話題が急に盛り上がる
日本株のEPSが改善している一方で株価の息切れが目立っている。7/31にETF購入の柔軟化を決めたばかりだが、むしろ増額すべきではないかという主張が目立つようになった。 7/31の日銀金融政策決定会合で出たある質問からこの話題が始まった。量的質的緩和の「質的」とはリ ...
ETF分配金が作り出す人為的な日本株需給悪化
7月に入ってから日本株の一人負けが目立っている。背景としてはETFの分配金による売り需要が挙げられている。日銀のETF買入れもあってETFの資産総額が増えており、ETFの挙動が市場にインパクトを与えている。東証一部の時価総額600兆あまりのうちETFは30兆程度を占め、うち ...
日本株最弱伝説のカラクリ
海外で何らかのショックがあると、日本株は急落することが多い。例えば米株指数が3%下がっている時に日本株指数は平気で4%, 5%下がることがあり、往々にしてショックの発生国よりも売り込まれることがある。これを説明するのに、海外の投機的参加者が多いだの日本企業の収 ...