タグ:消費

 米国のマクロ指標がどれもFedの激しい金融引締めに圧迫されている中、頼りは個人消費のみという形となっている。個人の購買力も物価上昇によって明らかに蝕まれ始めている。ミシガン消費者信頼感指数がどんどん下がっているのも気になるところであるが、本ブログはそのよう ...

  中国では昨年に続いて旧正月という慣習がなくなりそうな勢いになっている。冬に入って中国北部でポツポツとコロナが発見されては都市ごとロックダウンが繰り返されており、そのまま旧正月の民族大移動が突入すると大変なことになるに決まっているので移動の自粛が呼びか ...

 本ブログで「中泰証券が中国失業率の闇を突っついてしまう」「ポストコロナに供給過多デフレに陥りつつある中国」「中国の個人消費は引続き弱い上に二極分化」と何度もコロナ後の中国の個人向けばら撒きの少なさを取り上げてきたが、それを定量的に取り上げたレポートが本 ...

  ピクテ・アセットマネジメントが図で示したように中国の諸経済指標は引続き生産、投資系が全戻しする中で個人消費だけが戻りきれない状態が続いている。本ブログはコロナショック以来「中泰証券が中国失業率の闇を突っついてしまう」「ポストコロナに供給過多デフレに陥 ...

  米国のコアCPI(上図緑)は堅調であり、アパレルや航空運賃が外出の減少で崩れる中でも全体としてデフレに転落する雰囲気がない。目立ったのは中古車価格(上図青)の上昇であり、8月分CPIではこれがコアCPI前月比上昇分0.4%の4割以上を占めている。中国でも同じ傾向が見 ...

 先週の米国雇用統計ではエコノミスト達の予想を遥かに上回るペースで失業率が低下して祭りになった。家計調査である失業率と事業所調査である非農業部門就業者数との温度差も話題になったが、いずれにしてもコロナショックで失われた大量の雇用が少しずつ戻ってきているこ ...

 15日に発表された中国の4月小売売上高が前年比+7.2%と、再び断崖のような下落を見せている。この伸び率は2003年5月以来の低さである。国家統計局はこれを中国のGW連休が4月から5月にずれ込んだためとしている。中国のGW(メーデー)は5/1が原則休みであり、近くの土日と連 ...

 他の指標が総崩れだった中でも一人堅調だった中国の小売売上高も、先々月、先月と成長率が急落している。本ブログでは反発気味だった9月に数字よりも遥かに悪い消費周りの雰囲気を紹介していたので、小売売上高の数字も時間差を付けて落ち込んでくるのは不自然ではない。高 ...

 荒れる上海株相場に隠れて中国の減税が進みつつある。個人所得税と付加価値税(消費税に相当)、法人税の引下げがそれぞれ予定されている。 10月1日から所得税の課税最低限は今までの月収3500元から月収5000元に引き上げられ、月収5000元以下の市民は所得税が免除される。 ...

 減速を続ける中国の諸指標の中で小売売上高が粘っている。もちろん大きなトレンドとしては一貫して増加幅が低下しており、特に2017年に入ってから低下が加速しているが、足元はやや踏みとどまっているように見えなくもない。固定資産投資などが落ち込む中、中国経済が「消 ...

↑このページのトップヘ