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 9月に続いて10/21の深夜に財務省が再び大掛かりな為替介入を行った。為替介入は23時台から夜通し行われ、更に週末を経て10/24の朝に恐らくもう一度入った。サプライズ効果もあった1回目と異なり、2回目はそれなりに市場参加者によって警戒されていたところに正面からマーケ ...

 DBの8月のシーズナリティについてのレポートが転がっていたので、他のレポートと合わせてまとめてみようと思う。8月のG10通貨の中で、リスクオンに伴い上昇しやすいリスク通貨のオセアニア通貨(AUD, NZD)は最も売られやすく、中でもNZD/USDは平均で2.5%程度下落している ...

  久しぶりに為替について。冒頭の絵は記事の中身と関係ない。コロナショック後の米ドル相場の特徴として経済指標や金利差を見なくなった、そしてドル円がいよいよランダムウォークになってきたことが挙げられる。特に米ドルを米国景気や米金利と結びつけて考えていたなら ...

  2019年を通して非常な緩やかなドル高が続いた。緩やかな上昇コリドー状の、値幅にして96〜99円の3円レンジであった。Fedが春から昨年までの利上げトレンドから利下げトレンドに転じた割りには米ドルは堅調であったが、背景はオセアニアを中心に他の中銀もここぞとばかり ...

 本ブログは20日の記事で「ドルインデックスの過去の異常なボラティリティの低下は毎回どちらかの方向への大きな変動に繋がってきた。(中略)過去チャートを見る限りでは概ねドル高に繋がってきたように見える。今からサプライズドル安になるとすれば、FOMCが完全に利下げ ...

 特異的に長いGW休みを控えて、外貨買いフローを作ってくれる日本人が長い休みに入ることによって仕掛け的な円高の可能性が取り沙汰されている。特に今年のお正月休みのAUDJPY主導のフラッシュクラッシュは記憶に新しいだろう。 流動性の悪い休み中にあえてポジションを取 ...

 一時は通貨危機が落ち着いたように見えるトルコリラが再びきな臭くなっている。3/31のトルコ統一地方選を前に通貨安を恐れるエルドアン政権が再び市場への介入を始めている。図は1,200%まで急騰するトルコリラのオーバーナイトスワップ金利。 トルコのGDPは2018年の通貨危 ...

    中国人民銀行(PBOC)は2月に香港市場でオフショア人民元建て短期証券を発行すると発表した。3ヶ月物100億元、1年物を100億元、合わせて200億元(約3千億円)である。このPBOCの香港でのオフショア短期債発行は史上2回目であり、前回は2018年11月であったという。また ...

 中国の10月外貨準備は取り崩しが加速している。人民元の対ドルレートが7に近づくにつれて、明らかに実弾での買い支え介入が増えているように見える。 この話題についての本ブログのコメントは先月の記事と変わらない。「関税とデレバレッジ引締めの内憂外患の中にあって、 ...

 中国は米国財務省による為替操縦国の指名を避けることができたようだ。もっともドイツ、日本、スイス、韓国、インドと同時にウォッチリストには入ったままである。この非難は元より的外れなものだ。トランプ大統領は「輸出ブーストのために通貨を安く誘導している」と中国 ...

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