今年の最後にS&P 500のテクニカルについて再び考えてみたい。日足のヘッドアンドショルダーを作ってから右肩再ブレイクに2度チャレンジしたものの、結局その後続落して週足でも2018年全体が大きなヘッドアンドショルダーとなってしまった。テクニカル通り、2700台後半の売 ...
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ジャンク債ETFのパニックと流動性イリュージョン
米株の下落に触発されて、北米ハイイールド債ETFの投資家も浮き足立っている。Bloomberg記事によると、「ニューヨーク時間20日午前11時21分、1人のトレーダーがiシェアーズiBoxx高利回り社債ETF(HYG)3億2200万ドル(約360億円)相当を売った。その約5分後に、今度はSPD ...
FANG+指数が年初来マイ転
2018年夏に一時年初来30%以上も稼いでいた、Facebook, Amazon, Apple, Netflix, GoogleなどからなるFANG+指数が暴落につぐ暴落でついに年初来マイナスに転落した。投資家はPERなどというアンシャン・レジームに惑わされることもなく、新技術が描くグランドデザインをしかと ...
OECD景気先行指数では中国が上向きに
日経新聞の記事、「中国の変調、アジアの影」で引用したOECD景気先行指数(Composite leading indicator , CLI)は、引用目的に反して中国景気の強さを浮き彫りにしている。ユーロ圏の景気が2018年に入ってからいまいちだったのはわかるとして、2017年の金融引締めのせいで ...
FANGバブル崩壊がいいところまで来る
10月以降、世界最強だった米株指数が一転して世界最弱となっている。MSCI 米国除く株式指数ETF(下図)は10月以降安値圏とはいえレンジを形成していた間に、ナスダック指数はどんどん下値を掘っている。今や米株が毎晩下がるのが当たり前となり、あれだけ格下で成長性がな ...
全てがかかっているS&P 500の右肩
前回の記事ではS&P 500日足のヘッドアンドショルダーについて取り上げた。中間選挙を経て1日で2%上げた日もあったが、今のところS&P 500は見事にヘッドアンドショルダーの右肩に止められている。 ...
米中間選挙がまたしてもアジア時間に
今夜から明日のアジア時間にかけて米国の中間選挙が行われる。中間選挙は2年に1回で、今回下院の435全議席と上院の100議席中35議席を改選する。現時点では与党共和党は下院の235議席と上院の51議席を押さえている。考えられる可能性は上院下院の過半数を抑えるのが「共和・ ...
米株指数を純粋なテクニカルで見る
今回の米株の急落→反発が千載一遇の買い場か、ダウントレンドの中の弱い反発で終わるかについて、他を全て無視して純粋にチャートだけで見たらどう見えるだろうか。日足で見るとS&P 500は10月が右肩となるヘッドアンドショルダーとなっており、10月後半の戻り高値である28 ...
米株の一人勝ちが止まりつつある
図は上海総合指数÷S&P 500のチャートである。9月までは貿易戦争、さらに10月に株式担保騒ぎもあって上海株は米株対比で一方的に劣後していた。しかし足元では米株の足を引っ張ることに成功し、上海株の孤独な戦いは終わりつつある。10/4に中国に対して全面対決を示唆 ...
再び悪者にされるリスクパリティファンド
2月のVIXショックの時も「VIX上昇→株の急落」の一連の流れについて、プログラムやルールに従って機械的に売っていくリスクパリティファンドが犯人とされた。10月の米株急落においても、同じような流れになっている。2月の時は残高が16〜19兆円とされていたが、今回東洋経 ...