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 中国人民銀行(PBoC)が主導する中国不動産業界への融資引締めとその影響について、当のPBoCは長らく沈黙を貫いてきた。それが本ブログも警戒してきたような当局政策の不透明感にも繋がってきたとも言えるが、10/15の第3四半期金融統計数字発表会の記者会見でようやく長い ...

   中国の内需については既にさんざんこき下ろしたが、それと並行して中国企業のデフォルト増加も話題になっている。中国は2020年にデフォルトが急増しなかった代わりに、2021年になっても2020年を上回るペースでデフォルトが続いている。 フィッチが各年1H同士で比べた ...

 中国のクレジットインパルス伸び率の急減速が至るところで話題になっている。ノルデアが取り上げたように、中国クレジットインパルスの前年比は急激に落ち込んでいる。クレジットインパルスの算出方法は今ひとつ再現しづらいが、一般的に官民双方への新規融資のGDP比とされ ...

 中国の景気の先行きを定めるクレジット供給(社会融資総額, TSF)を久々に確認したところ、思いのほか健全な構図となっている。胡錦涛・温家宝政権の全世界から喝采を博した大規模な財政出動への個人的なコンプレックスからか、習近平政権はともすれば経済成長を阻害するデ ...

 1月に急伸を見せて話題になった中国の社会融資総額(Total Social Financing)が2月になって早速息切れしている。前月の4.6兆元から7030億元(予想1.3兆元)への急落である。旧正月の季節性もあるものの、チャートを見ると例年の2月よりも増加分が少ない。早速風向きが変わ ...

 デレバレッジ運動が中国経済、ことに民間経済に与えた破壊力の出所は金融の「質的引締め」、つまりクレジットリスクを取れる資金の萎縮であり、これを上図の社会融資総額(Total Social Financing)でモニターすることができる。社会融資総額及びその内訳はYardeni Researc ...

 上海株がアンダーコントロールになったところで、そもそもなぜ株式担保融資などというゲテモノが流行ったかを総括してみたい。意外な話は出てこない。 ...

 世界でワーストパフォーマーの一つになっている上海株。下落が止まらない背景の一つに創業家や大株主、経営陣が融資を受けるために巨額の株式を担保に出しているというのがある。その額は6000億ドル(67兆円)と言われ、これは実に中国株全体の時価総額の11%に及ぶ。 ...

 春の理財商品引締めに由来し、民間企業ファンディングの引き締まりを招いた中国の社会融資総量(Total Social Finance, TSL)の激しい落ち込み。それが9月には再び大きく伸びてきている。これはクレジットの冬が終わったことを意味するだろうか。  ...

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