タグ:鉱工業生産

 中国景気について先月の記事では「どの切り口から見ても中国からはデフレーショナリーなストーリーしか出てこない。そもそも外需依存なので、レポートなどで惰性で「米中が牽引する経済回復」というワーディングを用いている人はそろそろ「中」の文字を削除すべきである」 ...

 米国の製造業景況感はちぐはぐなままである。Markit PMI(下図・青)が足元で反発している一方、ISM製造業(上図・青)は40台(景気が後退)で下値を掘り続けている。資産価格はもちろん後者を無視しているが、実際どちらが正解だったのだろうか。元々この手の景況感は鉱工 ...

  週末に発表された中国の11月国家統計局(NBS)製造業PMI(棒グラフ)は意外と50を再び上回った。財新製造業PMI(点線)が一足先に2017〜18年の天井に近い水準を付けてきたのに続く動きであり、この回復により本ブログが取り上げてきた「中国景況感の謎の春」は大企業にも波 ...

 中国の7-9月期実質GDP成長が6.0%とまたしても1990年代以来の最低値を更新しており、貿易戦争の悪影響でついに中国経済がコケ始めたかという印象を受けてしまう。しかしGDP以外の多くの経済指標は中国経済が謎の回復期を迎えていることを示しており、バックミラーのGDPだけ ...

 中国経済についてのアップデートをしばらく怠ってきたが、実際この間貿易戦争再開騒ぎ前に最後に言い残した「しばらくは中国発のポジティブなヘッドラインがあまりなさそうである」という状態が続いている。1-3月期には目覚ましい反発が一回あったが、その後はひたすら停滞 ...

 11月分まで出揃った中国の固定資産投資も低調な結果となっている。足元では持ち直しの傾向となっているが、秋までの落ち込みがあまりにも大きかった。落ち込みは明らかにデレバレッジによる景気下押し効果と、中央政府の財政引き締め+シャドーバンク引き締めによる地方政 ...

 今年の春以降、固定資産投資(下図)をはじめとする中国の各指標が急減速を見せる中、鉱工業生産(上図)だけは不自然に巡航速度を保っている。GDPと同じくあまりにも平坦で、他の指標との乖離が露骨であるため、信頼性に疑問を持つ声すら上がっている。 ...

 定点観測となった感がある中国景況感について。14日に発表された中国の1〜5月の固定資産投資成長は激しい落ち込みを見せている。今までの増加ペースが速すぎるので総量を考えると成長率が低下してくるのは当たり前だが、その低下ペースが春から急激に加速しているように見 ...

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