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 11月に発表された米国の物価指標は物価上昇のピークアウトを印象付けるものとなった。9月の前回記事でも物価上昇はコア化、サービス化しつつであるとしていたが、その流れはいまだに続いている。10月分CPIはエネルギーの減速が明確であり、またコアCPIの中では自動車の減速 ...

   米国8月CPIの数字は再び市場をざわつかせた。ヘッドラインCPIは年率+8.5%から+8.3%へと大方の予想通りピークアウトの形を保っているが、コアCPIの高止まりが目立った。ヘッドラインCPIはコンセンサスの+8.1%より+0.2%と少し高かったものの、その乖離幅はそっくりコアの ...

 本ブログが昨年年末にQTについて取り上げた後、米金利の上昇が止まらず株式などのリスク資産にも影響を与えた。昨年2月にも「米金利上昇が資産価格調整を招かなかった背景と注意点」で取り上げたように金利とリスク資産の関係は本ブログが常に追いかけてきたテーマであるの ...

 大統領選前の記事から米国の長期金利は更にじわじわと上昇し、10年金利は1.1%台後半、30年金利は2%近辺まで上昇している。実質金利は夏以降概ね横ばいであり、ほぼ完全なBEI主導の金利上昇となった。前回の記事では10年も30年もBEIがコロナ前の巡航速度にあたる2%を大きく ...

  米国の10年実質金利(青)が2012年以来の深いマイナス幅になっている。これは10年ものの物価連動国債(TIPS, Treasury Inflation-Protected Security)が取引されている利回りであり、10年名目金利(普通の10年国債利回り)との差が大雑把に10年期待インフレ率(BEI, Br ...

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