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 11月に発表された米国の物価指標は物価上昇のピークアウトを印象付けるものとなった。9月の前回記事でも物価上昇はコア化、サービス化しつつであるとしていたが、その流れはいまだに続いている。10月分CPIはエネルギーの減速が明確であり、またコアCPIの中では自動車の減速 ...

  先週のS&P 500は棒上げになった。先週の記事はやや歯切れが悪いものとなっており、3700 -3910レンジを挙げていたが、週前半は3850まで上昇した後に中間選挙を受けて一旦3750まで反落し、そこからCPIを受けて更に上に飛び、そのままレンジを上に抜けた。3700 -3910レンジ ...

   米国8月CPIの数字は再び市場をざわつかせた。ヘッドラインCPIは年率+8.5%から+8.3%へと大方の予想通りピークアウトの形を保っているが、コアCPIの高止まりが目立った。ヘッドラインCPIはコンセンサスの+8.1%より+0.2%と少し高かったものの、その乖離幅はそっくりコアの ...

 5月FOMCでアナウンスされた「今後数回は50bp利上げ」パスが作った安寧は6月FOMCで破られた。5月分CPIが予想外にピークアウトしなかったこと受け、既に6月FOMC直前の連銀総裁が発言しないブラックアウト期間に入っていたFedは慌ててWSJのNick Timiraos記者に6月利上げ幅を75 ...

   11/10に発表された中国のPPI伸び率は年率13.5%に達し、これは実に26年ぶりとなる。グローバルで供給制約やコモディティ価格上昇などによりPPIの高止まりが続いているが、中でも中国の伸び方はやや極端である。 先月の石炭価格についての記事では「電力供給が増えれば ...

   ただでさえグローバルでサプライチェーン寸断が話題になる中、9月後半あたりから急に中国の電力使用制限がとどめを刺す勢いで飛び込んできた。工業が発達している沿岸部を中心に多くの工場や取引先が証言するように紙ペラ一枚の通知で計画停電に伴う工場の操業削減を命 ...

  8月分の社会融資総額(TSF)も先月の記事「中国経済は全面的な景気悪化が加速」の全体像を再確認する形となった。ベース効果も若干あるものの、8月もTSFは少なくとも反発はしなかった形となる。その結果としてM1, M2も低調さが続く。M1はそろそろ予想される下半期のGDP伸 ...

  米国の消費者物価指数(CPI)はヘッドラインで見てもコアで見ても高い伸びが続いている。6/10に発表された5月分CPIは前年比ヘッドラインでは2008年以来、コアに至っては1992年以来の高い伸びとなっている。しかし、6月に入りむしろインフレ警戒は市場であまり話題になら ...

  12日に発表された米国のCPIは前年比でヘッドライン+4.2%、コア+3.0%と約12年半ぶりの大幅な伸びとなった。前年比では昨年4月対比になったのでベース効果で跳ねても仕方がないが、前月比もヘッドライン+0.8%、コア+0.9%と高騰している。予想よりもインフレが高騰し、金融 ...

  中国では昨年に続いて旧正月という慣習がなくなりそうな勢いになっている。冬に入って中国北部でポツポツとコロナが発見されては都市ごとロックダウンが繰り返されており、そのまま旧正月の民族大移動が突入すると大変なことになるに決まっているので移動の自粛が呼びか ...

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