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誤解を解いた9月分雇用統計  8月月初に金融市場を震撼させた「サームルール」はすっかり誰も話題にしなくなっている。本ブログは7月分の雇用統計が悪かった当初から「サームルール」のトリガーに懐疑的であった。前回の記事では・サームルールが発動した背景の大半は解雇 ...

 米国の雇用とそれを気にしはじめた金融政策について。6月の雇用についての記事では賃金インフレは何の疑念もなく減速していると述べた。7月FOMCの前の記事ではFedが利下げに転ずる前後に催促相場になる可能性を取り上げつつも、7月FOMCでタイムリーに9月利下げへの道を ...

雇用者数が再び跳ねた「2024年の春」  米国の雇用に本ブログが注目しなくなって久しい。2023年中は新規雇用者数をNFP(Non-Farm Payroll、米国非農業部門雇用者数)で見てもADP雇用統計で見ても金融引締めの影響で低調さが続いた。しかし2024年春になるとどちらも盛り返し ...

 米国の8月分雇用統計では雇用者数が市場予想を若干上回る伸びとなり、一方で賃金の伸びが鈍化し、失業率が上昇した。素直に見るとちぐはぐなデータだが、雇用統計の読み方は前回の記事の枠組みから外れていない。 雇用者数については「求人は多いに決まっており供給の方が ...

 米国の雇用が堅調、というより人手不足が続いていることが物価高騰の背景でもあり、またFedが経済を気にせず引締めを推進できる根拠にもなっている。雇用が引き締まっているころから賃金も堅調であり一般物価の上昇を後押しする。これは経済が過熱しているというより、コロ ...

  様々なマクロ指標の中でこれだけはしっかりさに全く懸念がないのは米国の雇用である。非農業部門雇用者数は6月分、7月分共に100万人に近付いている。こちらは春は一度減速したものの、「米国の手厚い失業保険が低賃金労働と競合」「雇用統計の数字に一喜一憂する意義が薄 ...

 6/4発表の米国の非農業部門雇用者数(NFP, Non-Farm Payroll)5月分は先月に続いて予想以下となった。4月分は一旦壮大な長期金利のショートカバーを招いた後にスティープニングとなり、一方5月分は素直に長期金利の低下に結びついた。経済のリオープンに伴い100万人以上の ...

 ワクチン接種が進み経済が再開する米国で5/7に発表された4月分の非農業部門雇用者数(Non Farm Payroll, NFP)は予想外に低調となった。レストランやレジャー関係が再び人を雇い出すに決まっているのだがなぜか滑ってしまった。元々ショートがたまっていた米金利は瞬間的に ...

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