今年に入ってFedの金融引締め懸念で株と国債がそれぞれ売り込まれる中、その中間に位置する資産クラスである社債も当然崩れ始めた。これにより、株のバリュエーション調整にすぎないとされていたリスクオフ局面は一層深刻な捉えられ方をするようになった。いわば「本丸が動 ...
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USIGはテーパータントラムに備える
米国債金利の上昇に伴い米国投資適格社債(USIG)ETFのLQDも軟調な地合いになっている。パンデミックショックでは企業の財務悪化やデフォルトの懸念によりUSIGも株と同様に急落したが、その後は懸念の解消とFedの買い支え策などにより価格が一直線に回復した。しかし今年に ...
投資適格債ETFでも流動性イリュージョンが剥落
米株がクラッシュすると共に、社債市場も再びストレスに晒された。特に原油安が直撃するシェールガス企業が発行したハイイールド債を保有するとされるハイイールド債ETF(例としてBlackrockが運用するHYG, 上図)などは当たり前のように15%程度下落したが、今回興味深かっ ...